就活というものに参加することになってから調子がおかしくなってしまった。いつも何かに急かされているような気がする。断続的な腹痛に苛まれる。月並みだがこんな苦労してまで働かねばならないのかと憂鬱になった。
とくに辛いのはやはり自分の欠点を直視することかもしれない。集中力に乏しく断続的にしかエネルギーを発露できない自分は紛れもない社会不適合者だ。それに世間体を考えると来年まで仕事が決まらなかったらどうしようか、と未だうだついている自分に酷く罪悪感を抱く。
ずっと独りで生きていけるかと思っていたが、独り暮らしは生きる上での自尊心をじわじわと削っていくことを知った。親元にとりあえず帰ろうかと思う。このまま東京にいれば心身磨り減ってしまうだろう。結局一番大事なのは身近な人からの承認なのだ。
堂々巡りになりそうなのでとりあえず大学の就職課カウンセリング予約をしたがこれが根本的な解決になるとは信じ難い。ただ手をこまねいているよりは少なくとも前向きかもしれない。