そういう言葉をかけてもらえる瞬間と空間を求めていたのだと気づいた日。
久しぶりにほっとした。
空はよく晴れていたけれど、空気の冷たい寒い日だった。
目に入るものすべてが穏やかで落ち着きのあるしつらえになっていて、飾られていたのは花弁の多い紫のチューリップだった。
ガパオライスとほうじ茶のプリン。
カモミールティーラテ。ふわふわのフォームミルクがのっていて、ほんのり甘い。
消防車のサイレンを聞いて、心配して家の外に出てきたおばあちゃんと少し話して、今晩の夕飯の食材を買って帰った。
時間がゆったりと流れて、人との交流があって、ぼんやりできて、そういう空間をつくれたらいいなと思う。
お風呂を沸かして、布団を温めて、ぬくぬくして眠ろう。