三日坊主の倍と、どうじんしのはなし

もみこ
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毎日日記を書くと言っておいて、六日書いたら二日空いた。

もしかしたら週が八日かつ週休二日制の世界の可能性があると自分を慰めています。

それはともかく、売る予定もないどうじんしを作りましたら装丁がかわいくなったので見て欲しいです。

https://www.print-on.jp/doujin/comic/price/jyuel_paper_set.htm ジュエルペーパー コガネ ブルーグリーンにオプションでエンボスニス。

青紫に近いくらいの色から真緑に強く偏光する紙に白印刷・フルカラー印刷・エンボスニス・箔押しの四版で作られています。

版分けはだいたいこうです。左端上の完成予想図の時点では紙色を迷っていたため、ヌキの部分に虹色を当ててホロっぽいのを想定していました。

モチーフとして「緑の宝石の指輪(薬指)」というものが出てくるため、また幽霊がたくさん出てくるお話のため「幽霊をマイナスのイメージじゃなくかわいく、でも離れた存在なのを示したい」「指輪を暗示して光らせたい!」と光る紙を部分出し、緑の宝石なためコガネ ブルーグリーンというセレクトです。

ここからはセレクトの反省点というか、想定外だったのですが

・紙の輝きがとても強いため、マットPP越しでも大変に輝く

 ↪︎そのため「幽霊はエンボスニスなしのただのヌキにしてじんわり光らせる、枠と宝石(真ん中の星)はエンボスニスを塗布してピカピカぷっくりにする」という目論見は大差ない結果になりました。

・やはり紙の輝きが強いため、箔押しが埋もれる

 ↪︎色馴染みと在庫僅少に背を押され、廃番箔「ポーラライト箔」をタイトルに押しましたが、馴染み過ぎてよく見ないと輝きの方向性が違うなーという程度です。何なら紙の方が光る。もったいない……。

・紙の特徴ではないけど、一部版分けを間違えたまま入稿

しかしこれらは理解すれば利点です。エンボスニスなしでも白版を利用すればビカビカに光り、エンボスニスを利用すれば今度不可能となる装丁「ポーラライト箔による全面箔押し」をほぼ再現可能です。

枠と光輪にエンボスニス、幽霊はマットPPママですが、接写で少し質感が違うだけでえんりょなしにひかる。

タイトルがポーラライト箔、上の星がヌキ部分にエンボスニスですが、馴染みが良過ぎてどちらも箔にもエンボスにも見える。

分かっていればもっと費用押さえてうまいことデータ作れたのになーと思いつつ、結果がかわいいので満足しています。そして次なるジュエルペーパーコガネ挑戦者が出ますように……。

ついでに

ジュエルペーパーコガネは表2−3部分が黒紙です。これは本の雰囲気を左右しますね。今回はいわゆるナーロッパ的なお話なので、パールキルトペーパーのホワイトを遊び紙に使用しましたが、クラシックに収まったと思います。