この間、ある人と食事をしながら談話している中でふと話題にしたものがあって。
僕は横書きのドキュメントやWeb上の記事を読むことに慣れてしまって、書籍の縦書きを目の当たりにすると途端に読めなくなってしまうというお話。
集中力がすぐ途切れちゃうし、内容も頭に入ってきにくいので、ちゃんと頑張って読もうと思っても見出し中心の斜め読みが精一杯。それで内容を理解できていれば速読とも言えるのだけど、たぶん何かを読み落としている感が強い。
色々調べてみると、横書きは読みやすく、縦書きは読みにくいけどその分注意して読むから頭に入ってきやすいのだそうだ。なるほどね。
新聞や雑誌みたいに縦書きだけど、その記事自体の文字数は多くないケースは読むのは辛くないし、確かに頭に入る感はある。だけど小説やビジネス書みたいにそれが数百ページに渡ると無理になる。短距離走はできるけどマラソンは無理!みたいな。
疲れるなら時間をかけたり分けて読んだりすれば良いのだろうけど、そこまでの可処分時間の捻出も考えないといけないし、読書再開時に頭の中でこれまでのあらすじを振り返ったり章題の斜め読みなど復習をしないと僕は無理。タイパという言葉は好きじゃないのだけど、読書熱が高いうちに1回の読書で済ませたい。
なので、読みたい本はたくさんあれど積まれていっている。良くないことは分かっている。
だから電子書籍に期待しているのだけど、デジタルデータなのに縦書きでしか読めない。漫画は縦読みアプリが出てきているのに、縦書き文章を横書きで読める機能って僕はまだ見たことがない。横書きで読めるサービスがあったら教えてください。
最近はオーディブルが良いとも聞くので試してみようかな。ただ読み返したい部分が出た時の検索性は書籍の方が良かったりするのと、ちゃんと内容を頭に入れたい場合はながら聴きだと僕に場合は定着が厳しそうなので本は選ぶかもだけど。
本を読む気がない訳じゃなくて、縦書き文章をマラソンのように読み続けるのが苦手な短距離選手も世の中にはいるという事だけ知っていてもらえればいいなと思う。