映画『きみの色』

結城浩
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かわいらしい佳作。

次々にドラマチックな展開が起こる物語ーーを期待せず、まずはゆったりと画面の色と形と物語に自分の心のテンポを合わせて観るのがおすすめ。

現代の忙しい時間の流れから物語の時間にうまく気持ちを切り替えられれば、穏やかで素敵な世界が広がります。

私はその切り替えに少しばかり時間が掛かったのですけれど、なかなかの作品でした。登場人物はみんな私のお気に入り。

劇場は思ったよりも人が少なくて、現代的な感覚からは離れてるのかなあと、ややさびしくなりました。

@hyuki
本を書く生活が30年くらい続いています。最近は『数学ガール』関連の本をずっと書いていますが、2024年3月に群論の本が出ました。毎週火曜日にメールマガジン、金曜日にWeb連載を配信しています。感想レターは「読みました」だけでも、とてもうれしいので、お気軽にお送りください。他のSNSへは私のホームページからたどれます。www.hyuki.com 〔ゆうき・ひろし〕