久しぶりに劇場で観ました。しかも封切り。
ラヴェルのボレロは好きな曲なので、きっと混んでるのだろうなと思ったらガラガラでした。
思ったよりはずっと地味なフランス映画でした。地味というか、エピソードを詳しい説明なく積み上げていく感じの話し運び。私は楽しんだけど、あんまり人気出ないかもなと思いました。
どこまで史実に忠実かはわかりませんが、恋愛部分の落ち着いた感じはすごく良かった。あからさまな描写がほとんどないのがむしろいい。ラヴェルの曲がいい感じに挿入されていくのも素敵だ。
作曲しているときのシーンも良かったな。部屋や海辺で楽譜に音符を書いていくところや、ピアノで音を確かめながら書き換えていくところ。自分の普段の仕事の感じにすごく似ていて、急に親近感。