どういうことだよって思われた方もいるかもしれない。正直、私自身もどういうタイトルだよって思う。でも、これが最良だったので笑って許してほしい。
私は主人公受けが好きだ。なんで主人公攻めじゃないのかは、自分でも分からない。とにかく主人公受けが好きだ。
でも最近気付いたのは、主人公ならどんな主人公でもいいわけじゃないということだ。
私が好きなのは「世界のルールを結果的に変えてしまう主人公」だ。その世界にとっての革命を起こす、あるいは反逆者であること、それが私の好きな主人公の条件である。タイトルからは一旦それるが、私の好きな主人公もしくは主人公に求めるものを少し語っていこうと思う。
主人公に求めるものとは、その物語においてその人物がなぜ主人公として選ばれたのかという『必然性』だ。その人物を主人公にしたからその物語になったという納得感が欲しい。また、せっかく主人公に選ばれたのだから、その世界になんらかの作用をしてほしいというふうに思っている。平たくいうと『この主人公の視点だからこそ見える世界であること、動く物語であること』を求めている。
主人公受けというか、私の中で上記に該当する主人公として挙げられるのは、『金色のコルダ』シリーズの日野香穂子さんである。乙女ゲームで主人公を挙げると、エッ?! と思われる方もいるかもしれないが、香穂子さんは攻略対象の男性たちにただ愛されるための媒介ではなかったと、私は感じている。魔法のヴァイオリンで音楽の楽しさに目覚め、魔法のヴァイオリンが使えなくなってからも音楽に対して誠実に向き合っていく。どんなに音楽科の人間から反発されても、逃げも隠れもしなかった、むしろ対立状態にあった普通科と音楽科の橋渡しになった。その過程で攻略対象と言われる男性たちと惹かれ合う。こう見ていくと、ネームドキャラじゃない(デフォルト名は昔からあったけど、乙女ゲームだから必須ではない)けど、私の求めている主人公像、「世界のルールを結果として変える主人公」そのものだと思う。香穂子さんだからこそ、金色のコルダの物語は動いたのだと信じている。
ちなみに、香穂子さんは今で言うところの『おもしれー女』に該当すると思う。
今いる某おもてなしアドベンチャー(ここはなぜかぼかす)ジャンルだと、男主人公である楓くんが好きだ。性格良し、ビジュアル良し、声も良し。完璧である。私は主人公である楓くんの視点から物語を見ている。楓くんは立派な主人公ではない。失敗することもあるし、迷うこともある。だけど、失敗してもめげずに立ち向かう強さを持っている。私は彼のそういうところが好きなのだ。この作品に関しては、まだこれからも続いていくし広がっていく作品なので、楓くんがどういうふうに物語に作用していくかを見守っていこうと思う。
ここでタイトルの話に戻ろう。この現行自ジャンルであるおもてなしアドベンチャーで私はカップリングオタクをやっている。私は主人公受けのオタク、そして物言いがキツイけど本当は世話焼きな攻めが好きだ。中華マフィア×男主人公のCPがびっくりするほど好きで、ずっとこの二人について捏ね繰り回している。
ねえ、なんでこのCPが少ないのかな??????????? こんなにいいのに???????????????????
私の推しCPは好きな人がそもそも少ない。描く(書く)人はもっといない。そのことについて、私は2年苦しんだ。夜空を指差して、「ねえ、あそこに星があるよお!!!」って叫んで回っていた。でも他の人には違う光が見えているようだった。それが苦しくて、人とあの光の美しさを共有したくてのたうちまわっていたのである。
しかし、ようやく自分の中にある推しCPの尊さを見つめているだけで満足できる境地に至ることができた。自分が好きだって気持ちは変わらないんだから、それでいいよねって思えるようになった。今は、あとから推しCPのことを見つけてくれた人のために、せっせと私の中の推しCPを残していく作業をしている。楽しい。
このとき、思った。推しCPを見つめるのって天体観測じゃないのかと。人によって、いる地点も使っている望遠鏡も違う。そもそも観測の仕方すら違うかも。みんなそれぞれのやり方で、自分が見つけた光に名前を付けている。私は私が見つけた光を星と呼び、礼楓と名付けた。うん、礼楓今日も光ってる。私たちはそれぞれの望遠鏡を覗き込んで、自分だけの光を観測している。
ということでカップリングのオタクは天体観測者なのではという結論に至った。
ちょっとここまで読んでいただいて、なにを言っているのか分からないとおっしゃる方もいるかもしれない。正直私も分からない。でも気付いちゃったから、書き残さずにはいられなくて。
ちなみに上で書いた日野香穂子さんについて、彼女のことをふざけた感じで言うのなら、共に星奏学園をかけずり回り、男どもを落としたパートナーという認識である。金色のコルダで一番思い入れがあるキャラクターは? と聞かれたら、間違いなく日野香穂子である。
更に余談なのだが、金色のコルダでは(他の乙女ゲームでもそういうシステムがあるかもしれないが)、2以降デフォルト名にすると、男性たちが声付きで名前を呼んでくれる。彼らと親しくなっていくと、香穂子さんの名前を呼ぶ声が柔らかくなっていくのがたまらなかった。そのため、エイトリ(結局言う)でも主人公の名前を声付きで呼んでほしい。せっかくビジュアルも名前もある主人公なんだからぜひ名前を呼んでほしい。設定で呼ばないようにできるようにしてもらってもいいので。お願い~~~~!
と全然締まらない締めで終わろうと思う。長くなってごめん。