いただいたシカを捌く。罠の掛け直し。

iaru
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こんばんはいあるです。帰りに交通事故に遭遇しました。あぶねぇ。

さて、今日は昨日の残っている作業です。

まずはししょーの箱罠のシカを仕留めに行きました。電話では可愛いと言っていたので、てっきりバンビちゃんかと思ったから普通に大人サイズのメスジカでした。(ししょー…?)

初めての電気槍。これでいけるものかと私がビビっていました。ししょーからはココ!ここや!と言っていただけるんですが、やってみると分かる難しさ。すぐに気絶することが出来ず、苦しませてしまいました…10分くらい格闘していました。

電気槍を首から上に刺し、動きが止まった瞬間さらに槍を突き刺す。そして、全身に電流を巡らせ動けなくなったら血抜きを行います。

箱罠の中でシカを同じような動きをするので、その見極めができるようにとししょーから助言をいただきました。がんばる。

なんとか血抜きをして持ち帰ります。(あとで内臓を確認したら、心臓に刺さっていなかったです。いあるさんコラ!)

内臓出しはほぼ完璧に出来ました!肛門周りが上手く取り出せて感動。ありがとう。

(血抜きで刺さっていなかった)心臓の確認です。寄生虫もなく病気もなさそうでひと安心です。他にも臓器を確認するのですが、ふと見たこともないものがありました。触ってみるとなんとびっくり、鳥のような骨が入っているではないですか。あとは何か塊のようなものがある…

これって、アレですよね。

この時期、メスジカ、おっぱいが張っていた(ししょーが言ってた)。

中身を割って確認してみてもよいですが、こればかりは触れてはいけないと直感しました。孕んでいる個体はししょーの時にも滅多にありませんでした。母乳が出てくる個体には出逢いましたが。

これも狩猟、ましてや獣害対策のためにしている私にとっては名誉のことではあります。ただ、ショッキングなことには変わりません。私もニンゲンです。

何度も手をあわせました。

だから交通事故にも遭わずに済んだのかもしれないと、勝手に思っています。

シカ肉を水で冷やす間に見回りをしてしまいましょう。昨日罠をかけたんですが、やはり下から見えにくいので、ピンクのテープで印をしました。餌も近くに置き、なんとか今月中に反応があることを祈ります。

さて、解体です。目標は3時間。

結果は休憩も挟んで4時間かかりました。

さらに、家に帰って真空パックする作業も残っています。今まさに行うのですが、やりたくなくてここに逃げています。がんばれ。

新しい作業台の登場です!昨日今日でもう使うことになるとは…!大工さんありがとう(泣)

使い心地はめちゃくちゃ快適です。捌くシカを持ち上げるのはちょっと大変ですが、今までやっていたことよりも断然早いです。

水につける前に頭を落としていたのでそれも込みで皮剥ぎは早かったです。その分丁寧にするので時間はいつもと変わりませんでしたが。

目から距離が近くなった分、より丁寧に骨の構造を理解してナイフを入れることが出来ました。もはや解剖学。

こまめにストーブでお湯を温めて、ダニやナイフを殺菌しました。

電気槍の後が何箇所かあるのと打撲。こればかりは箱罠の宿命です。

ですが四肢全ていけそうな!嬉しい!

はぁ…やりましょう(時計23時)

それではおやすみなさい。

@iaru
はじめましていあるです。 週末に罠の猟師をしています。 狩猟関係のあれこれを筆に取っています。質問等のお便りはお気持ちだけいただきますのでご容赦くださいませ。