ものを書くのは、いつか「あんなことがあったな」ということを思い出した時に、見返せるようにしておきたいから。いつか訪れるかもしれないタイミングに宛てたギフトのつもりで。
そして頭に洪水のように押し寄せる言葉を吐き出しておかないと、滞留してよどんでしまう感覚もある。
静かな自分を取り戻している。ずっと、静かなことは良くないと思って生きてきた。母の影響が大きい。友達が多くて毎週のように友達に誘われてご飯に行って、犬の散歩の時には小学生とも友達になってしまうような母に対して今でも憧れている部分がある。
でも初めて自分だけの部屋を確保して暮らしてみた時に、人に会うことの欲求は全然ないことに気づいた。ずっと1人でいられる。
静かでいられることに喜びを感じる。
シェアハウスで暮らしてきたからこそ、1人になっても、他人と同じくらいには自分のことを大事にできるようになっている。特に空間を気持ちよく使うための意識をしている。
そして1人だけど、電話を何人かとしたりしている。もともと一対一の会話が好みなので、電話は相性が良い。
寮やシェアハウスで生まれた自分もいるし、そのおかげで得られたものもたくさんある。
どちらの自分でも良いのだ。