先日書いた記事。
https://sizu.me/ichika61248/posts/tobd2vmexmb7
心理センターがやっている検査を受けたという話の続き。
結果が出たので、今日、聞いてきた。
結論から言うと、自分がこれまで苦手だなと思ってきたことが、見事に心理検査の結果からも「苦手です」と太鼓判を押されており、「ああなんだ、努力不足じゃなくて、これは私の個性なんだな」と納得できた。心が少し楽になった。
私はなぜか、膨大な単純作業を短時間でこなそうとすると、ケアレスミスを連発する。
例えば、フリーランスとして働いていると、月末月初に請求処理が生じるが、請求書を発行して間違いなくスムーズに進んだことがほとんどない。
必ず源泉徴収税の計算を忘れていたり、交通費に消費税をかけてしまっていたりする。細かなチェックが苦手すぎて、毎度毎度、各方面にご迷惑をおかけしてしまっているのだけど、「膨大な量の作業を限られた時間でこなす」ということが明らかに苦手だと分かったので、これからはもう少し時間にゆとりを持って請求作業に臨めるようにしたい。
逆に、言語能力に関しては平均値よりもとびぬけて高い結果がでた。
ライターをやっているのは、必然であり、天職だったのだろうなと思う。
言葉の感覚が人よりも鋭い。先天的に。
だから、先日実は組成していたライターチームを解散してしまったのだけど、私は誰かにライティングを教えたり、一緒にチームを組んで手ほどきをしながらチーム力を高めていく、ということは難しいのかもしれない。
意識せずともできてしまっていることなので、うまい教え方が分からないのだ。ライターの後進育成もいずれできたらいいのかな、なんて思っていたけれど、たぶん私には無理なので、その方面は他の誰かに任せようと思う。その代わり、私はこの感覚と能力を活かして、誰よりも原稿を書くほかないのだろう。書く、という方面でお役に立つことを考える。言語能力を活かす、という方面で仕事ができれば。そんなことを思った。
それから、問題のADHDについて。
正確な診断は医師にしか下せないのだけど、結論から言うと、検査結果は「混合型AHDHかもしれない」ということだった。
自分で答える調査用紙で出た結果ゆえ、本来であれば家族など複数人に調査用紙を回答してもらったり、私の成育歴も精査しないといけないのだけど、それでも一つの結果が出たことに、少しほっとしている。
困惑するかな、悲しくなるかなと思っていたけれど、そんなことはなかった。
ああ、やっぱり。そんな気持ち。
私は、ADHDの不注意、衝動性、多動の3つある症状の内、不注意症状と多動症状の傾向が基準値を超え、ADHD傾向が指摘できるらしい。
子どもの頃から何となく生きづらかったし、音が気になったりとか、なんか眠れなかったりとか、逆にものすごく眠くなったりとか、うまく言えない「生きづらさ」があったのだけど、それらはもしかすると、ADHD傾向に起因するものなのかもしれない。
実は今、私は頓服で精神安定剤を飲んでいる。取材のとき、たまに手足がしびれてしまうことがあるのだ。
おそらくだけど、それもADHDに起因するものなんじゃないかと思っている。脳に大量の情報が入り込み、それを処理しきれなくなって、身体症状に現れるというか。
もし今の症状が改善しなくて、生活の中で他にも困りごとが出てくるようであれば、今回受けた検査結果をメンタルクリニックに持って行き、専門医にかかるべきか相談してみようと思う。
ひとまずは、自分の生きづらさ、生活の中での困りごとが怠惰さや努力不足によるものではなく、私の特性なのだと知れたことで、少し肩の荷が下りた気分だ。自分を必要以上に責めないようにして、生活に影響が出そうになる前に対策を講じるようにしたい。