誰かを傷つけるほうにしか言葉をつかえないのなら、そんなもの捨ててしまえってすごく思う。言葉は、ただの文字だし、本当に本当にただただ「言葉」としてそこに存在しているだけなのだけど、でも実はそれだけで、人の肌の皮をごっそりとそぎ落とせるくらいの鋭利さも持っている。言葉を使い、誰かの物語を伝えていくプロとして、そのことは改めて肝に銘じておきたいと思った。私は、誰かを輝かせるほうへ、救えるほうへ、言葉の力をつかいたい。ただただ、そんな風に思う。しがないライターしがないライターをしています。