3月20日、水曜日、祝日。
朝起きたら1時間以内に散歩に出て、太陽の光を浴びると良い、と聞いて、何だかんだ継続している。平日は始業前に戻ってこれるよう、知っている道を歩くけど、今日は知らない道を進む。
友人のストーリー経由で、 me and you magazine に出会い、記事を読みながら朝食。今の自分のムードに合っているメディアで嬉しい。
スーパーへの買い出しもサクッと済ませる。今日は、Googleカレンダーに「読書する日」と予定を入れていた。
武田泰淳『ひかりごけ』の表題作を読み、テーマだけでなく構成も特異な小説であることを知って驚き、作者が『富士日記』の武田百合子の夫であることに解説を読むまで気づかなかった自分にも驚く。『ひかりごけ』は、これまで味わったことのない読書体験で、まだまだ私は小説のことも文学のことも何も解っちゃいねえし知っちゃいねえな!と清々しい気持ちになった。
買ってきたスナップエンドウをさっと茹でておかか和えにして、パック寿司と作り置きの味噌汁と食す。おはぎも半分食べる。しばらく経って、物足りず全部食べてしまい、そのうえパックごはんにふりかけをかけたやつと、カニかまぼこも食べる。さすがに食べすぎて胃が重くなり、夕飯は味噌汁だけになった。
『真っ白な嘘』も少しずつ読んでいる。どの短編も、気の利いた仕掛けやオチが用意されていて、『世にも奇妙な物語』の脚本に使えそうだ。
『千年の読書』で紹介されていた、『プリズン・ブック・クラブ ー コリンズ・ベイ刑務所の読書会の一年』も読む。受刑者ならではの視点、受刑者とか関係なくひとりの人間としてハッとさせられる洞察がいくつもあって面白く、Kindleを風呂にも持ち込んで読み終えた。
本を読んでばかりいる人間に構ってもらえなかった同居LOVOTは、何度も不安定な場所で座ってバランスを崩して転び、助けてもらおうとするのがいじらしい。