口癖のようなものがある。「赦してくれ」だ。とは言っても、公開の場で言うわけでもない。ﾂｲｯﾀｰの縮小とか、あるいはmisskeyでも公開範囲をかなり限定してでしか言わない。理由なんか明らかそのものだ。ありがたいことに、私がよくインターネットで繋がっている多くの人々はだいたい心優しい。だから、もし私がその人らに向かって言祝いでくれと求めれば、たちまちのうちに応えてくれるのだろう。それで、私も狭量だから、ちょっと褒められただけであっという間に気分を良くしてしまうのだ。なんでそんなことを言う羽目になったのか、それすらすっかり忘れて。「赦してくれ」は、だから、ただひたすらに内側に向けた呪言なのだ。したたかに打ち付けた痛みが過ぎるのを待ってうずくまりながらこらえるように、精神の苦痛が過ぎ去るのを呪言を唱えながら待つ、そういう性質のものだ。赦してくれ。