日記 (11/24) (能力について)

ikabomb
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公開:2023/11/25

 人間にはいろんな能力がある。人によって得意不得意はあるものの、ある一つの能力が高いのに他はからきしという人はあんまりいない。大体の場合、能力の平均値が高い人は、でこぼこはありながらもだいたいの能力がそのあたりに高めにまとまっている印象がある。

 ところで、ひとの能力が高いことと、そのひとが能力を高く見せることが上手であることは果たして区別できるだろうか。たぶん、長い間興味を保っていれば、時間とともにその違いもだんだん分かってくるのだと思う。裏を返せば、短期間のうちには、あるいはあまり接さないひととの間ではこれらは峻別不可能なように思える。

 こういう話をするのは、私自身が私の能力を高く見せることばかり得意で実際の能力が追いついていないと感じているからだ。本当に能力が高いなら浪人しないし、小説は万バズするはずだし、フンガフンガと半分ぐらいは本気で思っている。

 これの何が悪いかというと、私の能力が高く見えたという時点でおそらく私に対する評価の最大値が出て、あとは減衰する一方なんじゃないかという恐怖に駆られるあたりだ。たぶんそこまで気にする必要は無く、単純接触とかそこらで相殺できんじゃないの? とか思っとけば良いのだろうが、私の幼さによる自意識過剰はあまりそういう割り切りを許してくれない。

 それもこれも、並べて本当に私が高い能力を持っていれば解決する話なのだ。ペル・アスペラ・アド・アストラというやつだ。もっと強くなり、不一致を解消することこそが、今の私にとっては唯一の解決策であるように見える。

 もっとも、それができれば苦労は無いのだが。たぶん視野狭窄しているが、視野狭窄しているのでどうおかしいのかは指摘されても受け入れられない。まあ、時間も解決を手伝ってくれることだと思うので、ゆったりと人生をやっていこうと思う。ジャパンカップの枠順も出たことだしね。

@ikabomb
A. E. I. O. U.