冷え込む朝。冷え込む.com。何言ってんの。
ヒジは、朝のうちは昨日から引き続き痛かったのだが、夕方頃に気付くと痛みが消えていた。
このところ血圧が、この時期にしては低め安定(といっても上110台だが)でなんとなく心がスッキリする。血圧の数値でしか、自分の価値をはかれない人間になりつつある。まあ「人間、健康が一番」を突き詰めていくと、無能だろうが悪党だろうが、健やかに生きて死んでいく人間がもっとも尊いという結論にいたるのだが。自己研鑽や倫理観に引っ張られて健康を損なうくらいなら……愛など要らぬ!! 健康フェチのラオウ。
人間、なにごともバランスが大事なのだろうけど、じゃあその「良いバランス」を誰か表現してくれよ。レーダーチャートでも考えてみるか? 健康・倫理観・能力……他に何があるだろう。
動画配信とかオンラインセミナーの講師さんの背景とかに仕立てられている謎の超スッキリ空間について、何かもっとイミの分からないものを置いたりしたらいいのに、みたいな雑談で知人と少し笑い合う。聞けば、ああいう空間もそれ専門のデザイナーさんがいて、特に意味もなくそれっぽく仕上げていくらしい。
もっとガンプラ置いたり、ラノベ置いたり、TENGAとかをギリギリ見切れる辺りに置いたりして、いつ怒られるかのチキンレース、みたいな、さほど尖ってもないし目新しさもない、さりとて穏やかでもないくらいの話でちょっと盛り上がったフリをするのは……愉しいんだけど、刺激的でもない。昔どこかでしたようなお話の繰り返しだ。
年を取ると、そういう「昔どこかで似たようなことをしゃべった話」が増えてくる。これの"過去回"を知らない人には、もうそれで充分すぎるくらいオモロイ話なのかもしれないけど、(似たようなコト前にも言って誰かと笑ったなあ)と思いながら話している側からすると、苦痛とは言わないまでも、テンションの上がり切らない、少し退屈で不安な時間になる。コレを、当人的にもっと面白く、刺激的にするには、さらにオモシロ尖った要素の層を重ねるしかないのだが、それを理解できるのは"過去回"を知っている人間……全く同じ話題を共有していなくても、同じような時間・興味の中で生きてきて、概ね類似した会話を経験しているであろう、くらいの緩い繋がりで良いのだが……でなければならないので、ハナシはどんどん先鋭化していき、通じる相手も少なくなる。先鋭化が進めば進むほど、繋がる先も減っていく。年を取ればなおのこと、同じ時間を共有した者もどんどん減っていくので、周りにも分かる話をしようとしていけば、退屈な丸め込まれた時間が増えていく上、面白くしようとアタマをひねることもなくなっていくから、生きてる時間が眠たくなっていくのも当たり前のことなのかもしれない。
そういう重層化した会話・言葉遣いの通じる相手……。
心の重たい一日。
夜ジョグは左回りのコースを短めに8km。カラダは元気だったけど、気持ちが上がらずに切り上げた。マこういう日も良いであろう。