昨晩、寝るのが少し遅くなってしまったので、土曜なのに起きたのが5時半を過ぎてしまっていた。早起きガチ勢には寝坊に等しい時間。
それでも一応朝のストレッチはしに表に出る。物流トラックが多めに行き来する時間帯。そういや最近、シモハナ物流のトラック見ないな、とか思うようになる。時間帯がちょっとズレてるだけだろうけど。ああいうトラックはきっと、時間帯もかなり正確に同じ地点を通過したりするだろうから。
昨日のキモチが重たいのをまだなんとなく引きずっていたが、ふと「過ぎたことだ」という言葉が頭をよぎった。そうか、こういうときに使うのか。フィクションなんかでは散々聞き慣れたフレーズだったけど、自分で使うの初めてだな。フィクションに心が馴染み過ぎていて、現実で使っていい言葉も使わずに生きてきた気がする。フィクションと現実を区別しすぎなのか俺は。
調子が良くて足取りが軽やかな自分を、正直、自分は好きではない。足引きずってるくらいの自分の方がお似合いだと思うし、ハタで見てても安心できる。軽快に歩いてる自分は、周りにも迷惑かけそうだし、すぐに事故ってケガをする。簡単に言うと、見ててムカつく。お前なんなんだよ、と思う。もう少し控えめにしてろと。
昼から隣り駅までお買い物に出かけるも、肝心な情報を忘れてゆかいなサザエさんしてしまった。気分も凹み気味だったので、出来る買い物もせずに帰ってきてしまった。マ別にしなくても困らない、なんかちょっといーかな、くらいの買い物だったんでスルーはスルーでいいんだけども、そういうことで暮らしを少しずつでもupdateしていかないと、どうやら人生って楽しくなんないらしいということに、最近ちょっとずつ気が付きつつあるおじいちゃんです。でもなー。そうやって買い物して失敗してもムダだしなー。お金も惜しいし、捨てるのもめんどくさいもんなー。だったら別に、なくても困んないんだから今のままでいっかーってなっちゃうんですよねー。ハー困った。
その帰り、最近よく行く赤いリンゴのお店でお昼を頂く。景気づけに、ポークのジュージュー焼き。その名に恥じないポークがジュージュー言いながら供される。ポーク……お前もジュージュー言わされるために生まれてきたワケじゃなかろうにな……。イヤ、君らは食肉になるために生み育てられた家畜だから、これは君の一生の正しい集大成の姿というワケか。立派に使命を全うしてえらいな。それに比べて俺は……。
そんなポークのジュージュー焼きを食べながら読む、今週のモーニング。頭にモヤがかかったような状態でページをめくるも、『ジャイキリ』のページに入った途端、なんか思考がスッと、スッと勝負のモードに入ったのでやっぱ『ジャイキリ』すげえなと思ってしまった。やっぱガミさん好きだな。良いプレイヤーだ。『だんドーン』は、とうとう犬丸が死んだ。この辺の話は、一体どこまで史実なんだろうか。いざ死ぬ・殺されるという段になっても、あのくらい覚悟が決まるような生き方……度胸をもっておきたい。薩摩の死生観、『ドリフターズ』の島津豊久を見ても、やはり憧れがある。さぱっと死せい。ジメジメグズグズした自分には、到底至りえない境地のように思えるが、少しでもあんな思いで死と向き合えるような心を持ちたいものだと思う。『きのう何食べた?』は、ケンジとヒロちゃんの飲み会回。地味だけど、この漫画の真骨頂とも言えるような回だと思う。料理に何か特別な意味があるワケではない、こんなことがあった日に、こんなものを食べてました、というユルい繋がり。😎
『きのう何食べた?』といえば、ワリと最近になって気付いたことがある。シロさんとケンジは、最近は昔に比べればもうすっかり良い仲であるが、そんな二人がどんなに熟年夫婦のような間柄になり、ハッピーな結びつきを得たとしても、生物の人間として最も強くて大前提となるもの……つまり、子をなすことはできないわけで、二人のことが、二人よりも後の世代に引き継がれることはない。ただ、シロさんは全然関係のない形で、自分の名前の一部を、富永家の孫に、自分でも知らない間に引き継いでいたワケで、それはある意味、シロさんの一部がのちの世に伝えられていく一つの手がかりと言える。一番重たくて難しい問題の解決策を、こうもさりげなく糸を引いていた作劇に、今更ながら気が付いてハッと膝を打ってしまった。やっぱよしながふみはすごいや。
マそんなんで、この日はジョギングなし。筋トレだけ。
『わしゃがな』のVTuberチップス回を見ていたら謎の懲役太郎なるVがフィーチャーされていたのでついついチャンネル登録してしまう。なぜこんなキワモノにばかり手が伸びてしまうんだ。もっと当たり前の、カワイイだけのやつとか見ろオレ。