辻村さん、こんばんは。
お便り読みました。何度も何度も読みました。辻村さんの優しさと素直さの温度が伝わってくる素敵な文章ありがとうございます。また宝物が増えました。ラッキー。
お仕事は、大変なスケジュールでしたね。年度末の影響でしょうか。辻村さんは、光を超えたのかもしれませんね。こちらへ戻ってきてくれてうれしいです。唐突ですが、温泉に行きませんか。私は半年に一度、湯治をします。どうですか。一緒じゃなくても良いけれど、辻村さんとお会いすると「生きるのって悪くないなあ」と思えるんです。ご覧のとおり「労う・励ます・褒める」の能力が壊滅的で、申し訳なく思います。
最近の私はというと、また1社落ちました。履歴書すら送っていない、エントリーの段階で落ちました。思わず天を仰ぎました。ショーシャンクです。辻村さんの言うとおり、神様の介入がある気がしますね。主治医からも「てか、なんで就活始めたん?僕がOKを出したのは雇用される働き方じゃなくて個人の仕事やで。落ち着け(超訳)」と言われてしまったので、うっかり就活しないため、髪の毛を白にしました。また、実家や人間関係の云々もあって、人生で初めて10円ハゲができました。3月18日のことです。太々しい天使みたいなヘアスタイルの人間に、10円ハゲもあるっておもしろくないですか?私はその日を10円ハゲ記念日とし、毎年3月18日前後でリトリートしようと決めました。今度お会いした際は「こんな宗教画の構図あるよね」なツーショットを撮りましょう。
辻村さんもアクセサリーを探していたなんて!驚きました。私はピアスホールを開けられない(痛いのNG)ので憧れちゃいます。K10かな〜シャラシャラ揺れるやつかな〜。素敵なものとの出会いが先にあるだなんて、楽しみですね。にしても、私たちは本当に共通点が多いですね。辻村さんの書かれたエッセイ『踊り場の窓から月を見る』を読んでいても思いました。良ければここにお便りとは別として、感想を書いてもいいでしょうか。
辻村さんの言う「自分と向き合うことができる」「自分の欲望から逃げない」人って、確かに強くて素敵な人ですね。それでいて「まだやれる」「私が悪かったのかも」と相手や状況を慮る人も、優しくて強い人。私はそのように悩むことも、とても美しいと感じてしまいます。凡庸でしょうか。または身勝手な書き方ですよね。もし辻村さんが爆発しそうになったら、紹介してくれたカフェのスコーンとFortnum&Masonの紅茶を持って"爆発しそうな辻村さんを包む班"として向かいますね。辻村さんを包む人は他にもたくさんいるので、私はバッファーとして臨場します。火力耐性と遊ぶことに対して一定の実績があります(どんな実績)。爆発は爆発でも、花火や星の誕生という綺麗なものもありますから、新たな記念日としてパーティをしましょう。とはいえ、爆発しそうにならなくても壱岐には定期的に行く気がしていますが。ウニ食べたい。
最近食べた中で美味しかったのは、友人2人の合同誕生日会での食事でしょうか。フルーツタルトこそお店にオーダーしたものの、サーモンマリネとキャロットラペ、ポトフとそれらに合うお酒を考えました。「考えた」というのは、自ら企画主催しておきながら風邪を引いてしまって当日参加できなかったんです。(ZINE FES 福岡で辻村さんとお会いした翌日も同じようなことになってしまって、申し訳なかったです。こういうことがしばしばあるんですよね…。)他の参加者の友人に協力してもらい、なんとか開催できました(感謝してもしきれません)。私は食べてないどころかその場にすらいなかったのに、嬉しいと悲しいと有り難さと、なんとも形容し難い、さまざまな感情と感覚が混ざってお腹いっぱいになりました。「言葉っていらないな〜この感覚を金平糖にしよう〜」って感じです。布団に包まり、音楽を聴いて、葛根湯が効いてくるのを願いながら泣きました。忘れられない食事です。
こちらは春分の日を過ぎてから、ようやく暖房をつけずに夜を迎えられそうです。明日は20度を超えるそうな。壱岐はそろそろウニの季節でしょうか。ウニ食べたい。やっぱり書き終えるのが惜しいですね。
追伸 春の甲子園、壱岐高校頑張ってましたね!壱岐のニュースを見ると私もなんだかうれしくなります。