とある調査の仕事をしている。市役所に行くことが多いのだけど、市によっては駅から離れていて歩くと時間がとられるし、バスも本数がなかったりするのでタクシーで行く。でも時間に余裕があって雨じゃなければ帰り、駅に戻る時は歩く。今日は歩いた。駅まで40分だった。駅までの道は歩道があるのに途中からなくなったりするので、スピードが出ているトラックの横を歩いたりもする。このトラックがハンドル操作をあやまって私の方につっこんできたら私はただではすまないだろうと考える。
15分くらい歩くと歩道が復活してほっとする。いつもは中高生がちらほら歩いているのに今日はいない。春休みだろうかね。春休み何回もやったのにいつからいつまで休みだったか全然おぼえていない。
知り合いと同じ名字の表札が出ている家を見ると「本人の家か?」って思う。おじいさんが立ち止まって私を通りぬけたた先を見ている。おじいさんの目線の先にはおじさんがいて、おじいさんとおじさんは話し始める。
商店街に入る。お店はいろいろあるが、もうやっていない店もある。「中学、高校,大学受験の〇〇塾 電話番号〇〇〇-〇〇〇」という縦看板がついているビルがあるが、塾があったと思われる階を見たら空白で薄暗かった。今電話したらどうなるのだろう。
駅前に着くと、以前同僚が美味しいと教えてくれた食パン屋さんが工事していた。改装なのか閉店なのかわからない。この店ではないが、高めの食パンを食べたことは1回ある。プレーンではなくチョコバナナ味だったかな、美味しいのだけど生っぽくてパンよりもケーキのようだった。早く食べないと悪くなるので慌てて食べたし、手がベトベトになった。食パンみたいなケーキならケーキを買いたい。
駅についたら丁度電車がくるところだった。丁度というか、改札の電光掲示板に37分発と書いてあるのを見た時37分だった。早足でホームに行ったらまだ電車が来ていなかったので乗れた。時計が遅れていたのかもしれない。いつもはこうはいかない。