
IMAXで観たいオデュッセイアをIMAXで観てきました。
以下、ネタバレがありますのでご注意を。
ホメロスをちゃんと読んでないのではと思うのだが、なんか知ってる的なエピソードがちょいちょいあったので、どっかで触れたことはあるんだろうな。有名どころだし。あの、カーンカーンしてた詩人がホメロスってことなのか? ホメロスは記録しただけなのか? そんな曖昧知識しかなかったけど、お話はわかりましたよ。
中盤くらいまで人間劇、歴史譚という感じで、なるほどこれが叙事詩というものなんだねと思っていたけれど、だんだん冒険色が出てくるにつれてファンタジー味がついてきてギリシャ神話だと理解したような。しかし、それが伝聞として語られるものと混じるものだから、本当なんだか作り話なんだか判別できないという中の人々の視点に重なっていくのがうまいなあと。
ヨボヨボの物乞いを装った老武人が、口だけの若者に馬鹿にされつつ、誰も扱えない大弓に弦を張って、無双で大立ち回りという、まあ、好みな展開と、落ちゲーのように上から次々と武器が降ってくるという風景が面白くて、真剣なシーンなのにニヤッとしてしまったのだけども、いちいち剣だー盾だーと求婚者たちが盛り上がるの、やっぱちょい笑ってってことだよねぇ?
息子のテレマコスに比べてあまりに強すぎるので、オデュッセウスは半神か何かなのかな。お城育ちの若い王子様と大戦と大航海を乗り越えてきた古参戦士という差を感じればいいのかな。テレマコスが一人相手に頑張ってる間に、何十人を一掃してしまうんだが。結構色々突き刺さってたのに、最後まで生き残ってしまうのも、英雄は英雄というお話だったかと。
行って10年帰って10年で、20年は今でも十分長いが、あの時代の寿命だと2倍の感覚なのか。話が進み始めた頃にはすっかりおじいちゃんなオデュッセウス。おじいちゃんなのにマッチョなデイモンでかっこいい。
すると、100人の求婚者が訪ねてくるペネロペは何歳だという疑問が湧くのだが、10代の結婚だとすれば、30代か40代あたりなのか? 古代的にその年齢がどうなのかわからないが、毎晩100人ももてなさないといけないというのは、大変だなあと同情の限り。でも、アン・ハサウェイは古代な衣装も似合うのだな。20年も国を治めたら、もう女王統治でええやないかという佇まいだったけれども、どっちかっていうと彼女が待ちたかったということなのかもしれない。
お母さんが立派なので、ここでもテレマコスの若気が目立って良い息子感が出るという。さすがトムホはみんなの息子くん。
3時間を感じず疲れず観れたし、やっぱり外海に揺られる船乗り体験はIMAXで観ておけてよかった。
ちなみにU-NEXTのチケットとポイントアップグレードで無償でした。