もし「どんな社会を目指すべきですか」と聞かれたら何て答えようとふと思って「せめて戦争反対と言っても捕まらない社会であり続けてほしい」というのが思い浮かんだ。発言の自由はわたしはとても大切なものだと思っている。
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そうすると、先生などの大人の言うことをよく聞く子に育てようというのは間違いなのではないかと思えてくる。
「先生に『戦争反対と言った人は捕まえなさい』と言われたから捕まえました」では困るのだ。
年上や立場の上の人が言ったことでも「そうかな?」と疑問を持てるほうがいい。
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「戦争するのはやむを得ないんじゃないか」と言う人とも「何でそう思うの」「なるほど、だからそう考えるんだ」と聞くことができて、でもそれとは別に「わたしはこう思う」を伝えられるような対話のできる人たちの社会であれたらなおいい。
他人は別の考えを持っていることを知っていて、自分の考えも伝えられる。話を聞いた上で「じゃあどうしよう」を考えられる。
そうすると、やっぱり大人が子どもに一方的にルールを与えるのではなく、一緒にルール作りをできるのがよいのではないかと思う。小さな社会の運営から練習できたらいいな。