最優秀賞

imizuai
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今日、大学院の学内研究発表会で最優秀賞を取ったことについて。

Twitterではいっぱい文句を言ってしまった。

事実、私の研究内容や発表内容は最優秀賞に相応しくないと思う。ろくに研究はしてないし、データや理論も足りないことばかり。評価するとしたら「英語でポスター発表」という形式がちょっと得意なところだけ。気持ちとしては、私みたいな半分フリーターの大学院生に渡す賞があるなら、毎日学校に来て毎日研究を進めている学生に賞を渡して欲しい。

努力できていないことに対して、過剰に良い評価が返ってくることに嫌悪感があるのは昔から。

でも、そういうラッキーなことが多い人生であることも事実。(あんまり勉強してなかったのにテストで得意な問題が出て勉強した時と大差ない点数が取れたとか。発表はだいたい得意だしぶっつけ本番で何とかなることも多いとか。)

そういうことが起こる度に努力ができない人間になってはダメだなあと考えている。

しかし、今回の最優秀賞に対する気持ちは今までと少し毛色が違うことにはその夜気付いた。

私は人生で最優秀賞(1位)を取ったことがないのだ。

よく表彰される子供だった。家には絵やスポーツ、ものづくり、あらゆる分野の賞状がある。

でもその全ては、優秀賞というやつだ。1番ではない。複数人で同じ賞をもらう。優秀賞がもらえた時は嬉しかった。私は優秀なメンバーに入れているんだと、そういう感覚が心地よかった。

でも最優秀賞はダメだ。私一人しかいない。私がみんなより最も優秀だということになってしまう。そんなつもりはないし、事実そうでないのに、他の誰よりも良かったと改めて評価されるとその評価を真っ当からありがたく受け止めることが出来ない

別に謙遜ではないのだ。謙遜する性格では無い。

これまでも自分のことを平均より優秀だと思ってきたし、ラッキーも相まってよく褒めてもらえる・他人に認めてもらえると自認してきた。

ただ私は1位がはじめてだったらしい。そんなことに気づいた24歳の初冬