韓国の13人組ボーイズグループ、SEVENTEENを好きになって8年が経った。
自分でも8年も?!と驚く。これまで好きになった日本のアイドルは長くても3-4年程度しか応援し続けていなかった。8年も同じアイドルを応援しているなんて、本当にすごいことだと思う。
正直に言うとSEVENTEEN以外のKPOPグループが好きだった時期もあり、同時に他のグループを応援する、掛け持ち状態だったことも多い。それに2020年にはSEVENTEENのファンクラブを一度やめている。しかし2021年には入り直しているため、8年のうちSEVENTEENを応援していなかった期間の方が少ないと思う。
SEVENTEEN(以下書き慣れているセブンティーンさんとします)を好きになったとき私は高校2年生でまだ16歳だった(ちょうど17歳になる年だった)。それが来年の11月には26歳になるのである。オタク10年選手。すごいこと。
私がKPOPにハマったきっかけはこうだ。TWICEの日本デビューやチャウヌの顔がSNSでバズったことなどをきっかけにほとんど初めてKPOPアイドルに興味を持った私は、様々な事務所の様々なグループを知ろう!と思いMVを色々見ていて、その結果「どっかで聞いたことはあるしめっちゃ人いるっぽいけどよく分からないグループ」であるセブンティーンさんに出会った。
当時のセブンティーンさんは "울고 싶지 않아 ( Don't Wanna Cry)" でカムバック活動をしており、正直その姿にはあまり関心がなかった(まだ若かったから、しっとりしたコンセプトには関心を持てなかった)。
しかしその後再生回数がいちばん多かった "VERY NICE (아주 NICE)" のMVに出会う。それが始まりだった。
今見るとお金がかかってないし、MVの異性愛規範がキツいが、そこを含めて9年前(!)のKPOPらしい。16歳だった私はそんなことを考えることもなく、コンセプトが面白い!かわいい!となり、セブンティーンさんの他のMVも見るようになり、気がついたらセブンティーンさんの音楽を聴き、YouTubeでコンテンツを見て、SNSをフォローし、いわゆる新規ファンになっていた。
正直最初は13人覚えるのに一苦労した。特にパフォーマンス・チームの韓国人メンバーのふたり、ホシくんとディノくんの見分けをつけるのに時間がかかった。韓国のアイドルはアルバムの活動ごとに髪色や髪型がころころ変わるので、余計メンバーの顔を覚えるのが難しい。
メンバーの名前を覚えた後は推しを決めた。当時は中国人メンバーのジュンくんがいちばん好きだった。その後コロナ禍で一度セブンティーンさんから離れた後、韓国人でビジュアルメンバーのジョンハンさんにしれっと推し変した(ジュンくんは何も悪くない、かわいくてクールなジュンくんのことは今でも大好きである)。
ジュンくんは同じ中国人メンバーのミンハオくん(芸名はTHE 8/ディエイトだけど本名のミンハオの方が呼びやすいのでそっちで呼ぶオタクの方が多い)と特別仲が良く、そのふたりのケミを応援していた。ちなみにジュンくんは元子役で本名は文俊辉(ムン・ジュンフィ)、最近は俳優として中国のドラマや映画にも出演している。
ジュンくんは整った容姿とかわいらしい立ち振る舞いが魅力で、16歳の面食い(私)は彼の沼にどっぷりハマってしまった。他のメンバーもみんな違ってみんな魅力的で、曲もコンセプトも良く、日本デビュー前からかなり人気なグループだった。
私がセブンティーンさんを好きになったのはちょうどセブンティーンさんがワールドツアーの日本公演をやった次の週とかで、あと1ヶ月でも早く好きになっていればコンサートに行けたのに…!とすごく悔やんだことを覚えている。
その半年後、私は高校の期末試験前日にセブンティーンさんのコンサートに横浜アリーナに向かっていた。家族からは反対されたが、試験前に勉強できない分、他で勉強したと思う。
セブンティーンさんのコンサートは本当に楽しくて、ずっとYouTubeで見ていた楽曲を生で見ることができて感動した。何よりその日セブンティーンさんは念願の日本デビューを発表し、会場は大歓声に包まれた。当時日本デビューに反対する声もあったが、メンバーたちはとてもうれしそうで、日本デビューしたら何があるのかたいしてよく分かっていなかった私もうれしかった。
その時のステージがこれである。
やはりいちばんになるべくしてなったグループ、セブンティーンさん。
その後私は高校3年生となり、あまり当時のことは覚えてないのだけれど、放課後自習室で勉強した後、家に帰ってその日のセブンティーンさんの供給を眺めるのが楽しみだった。
日本デビューショーケースにも、リリースイベントにも参加した。メンバー全員ハイタッチ会が当たって、緊張しすぎて8-9人くらいしか目が合ったのを覚えている。ジュンくんのうちわで顔の下半分を隠していたらジュンくんはそれを見て目を細めてにっこり笑ってくれた。近くで見るメンバーたちはとてもかっこよくて、本当に存在するんだ…と衝撃を受けた。
実は特に印象的だったのはリーダーのエスクプスさん(本名スンチョルの方がどう考えても呼びやすいよね)で、ひとりだけ顔の距離がバグっているというか、とにかく近くて、あと目力も強すぎてとんでもない近さと圧で見つめられて呼吸ができなくなったのを覚えている。というか13人ずらっと並んでいるブースに入るのはかなり勇気が必要だし、慣れている人にとってはたかがハイタッチかもしれないが、アイドルを間近で見るのも初めてだった私は本当に緊張して、呼吸をするのを忘れていた。それぐらいドキドキの体験だった。
セブンティーンさんの沼はとても深く、CARAT(セブンティーンさんのファンの名称、とても素敵なファンダム名でしょ)をするのはとても楽しい。大学受験を控えてツイッターのアカウントをログアウトした私だったが、それでもセブンティーンさんから離れることはできず、勉強の合間にセブンティーンさんの動画を見ていたのを覚えている。
無事に志望大学に合格して晴れて大学生になった年の夏、私はついにセブンティーンさんのコンサートに行くために韓国に渡った。チケッティング(韓国のアイドルのコンサートは基本抽選ではなくチケッティングが必要)は惨敗し、当時は今より本人確認なども緩かったのでツイッターで譲ってもらったチケットで、スタンディングで入った。


今考えると韓国語もほとんどできないのによくやったと思う。ガッツがある。しかも人生初めての海外で、現地でCARATの友達と会う予定はあったがそれまではずっとひとりだった。ホテル(ゲストハウスだった、それも今は無理)も飛行機も自分ひとりで取って、祖母には友達と一緒だよ〜と嘘をついて行った(最初は母にも嘘をついたが、詳しいことを聞かれてすぐにバレた)。真っ赤な嘘をついてまでして海外のコンサートに行く。やはりガッツがある。
初めての本国のコンサートは本当に本当に楽しかったが、それ以上にものすごく疲れたのを覚えている。多分5時間くらいずっと立ちっぱなしで、しかもセブンティーンさんたちはアンコールでCARATたちがはしゃいで一緒にジャンプしないと気が済まないようなのでとにかくめちゃくちゃがんばったのを覚えている。基本撮影は禁止で、アンコールだけみんなスマホを出して撮影していたが、それも「みんなで違反すれば怖くない」精神だったように思う。でも基本撮影しているのがバレるとその場で退場の恐ろしい現場だった。
当時の私は韓国にまだ慣れておらず(今も完全に慣れている訳ではないけれど) 終演後にはお店も閉まっているし、泊まっているのはゲストハウスだしで、夜ご飯もまともに食べてなかったように思う。今だと考えられない。25歳になった私はゲストハウスは断固NG、食事は最低でも朝夕の2回は取らないと倒れてしまう。
話が脱線したが、セブンティーンさんのコンサートは本当に楽しかった。そして当時19歳の私は本当にガッツと体力があった。もし機会があったらまたソウルコンに参加したいとは思っているが、今は本人確認もしっかりしてると思うし、人気になりすぎて自力でチケットを取るのが本当に難しいと思う。チケッティング練習用のアプリなどがあるらしいので、もっと韓国語を勉強しながら同時にチケッティングの練習もできたらいいと思う。
ちなみに大学1年生の冬に私はまた渡韓をした。今度はセブンティーンさんではないグループの本国コンに行くためで、それはちょうど2020年の1月、なんか大陸の方で新しい感染症が流行ってきているらしいよとニュースを見ながら話したのを覚えている。韓国旅行はやはりとても楽しく、すごく満喫したのを覚えている。この時はまさかその後コロナウイルスが蔓延し、海外どころが国内旅行すら行けなくなるとは思いもしなかった。
前述の通りコロナ禍で私はセブンティーンさんから一時的に離れ、家で他のグループの動向を追っかけていた。そんな私がセブンティーンさんのオタクに戻ったきっかけは2020年秋にリリースしたアルバム ";(Semicolon)"のタイトル曲 "HOME;RUN"だ。
私はこの曲のステージを見たとき衝撃を受けた。当時ニュートロ(ニュー・レトロ)コンセプトがめちゃくちゃ流行っており、セブンティーンさんもやってくれた訳だが、MVもステージもあまりにもセブンティーンさんらしく、しかもものすごい進化を遂げていた。
どうしようもなかった。セブンティーンさんを好きなことに逆らえなかった。だから私はファンクラブに入り直して、2021年に行われた初のオンラインコンサートも観た。そしてジョンハンさんという男を好きになった。
当時赤髪だったジョンハンさんはあまりにも儚く美しかった。ジョンハンさんはセブンティーンの中心メンバーともいえる、とても人気のあるメンバーで、特に日本でハチャメチャ人気がある。彼の女性的なルックスはもちろん、なんとなくゆるくて面白い、5つ年下の私にとっては"優しいお兄さん"にみえるそのキャラクターも魅力的で、"セブンティーンの玄関マット"のような存在だ。
ジョンハンさんも自分の日本人気を知っており、日本語を勉強していて、メンバー内でもいちばん日本語が話せる。かつてセブンティーンさんのドキュメンタリーでツアーの最中にオンラインで日本語の先生とお話していたのが印象的だった。
そしてそれから1年経って、私はコロナ禍を経てさらに人気になった再びセブンティーンさんのファンミーティングに参加するためにさいたまスーパーアリーナにいた。2022年5月。まだ歓声をあげることも禁止されていたが、本当に久しぶりに見るセブンティーンさんはきらきらしていて、ファンミーティングだけど曲をたくさん披露してくれて、すごく幸せだったのを覚えている。
同じ年の11月。セブンティーンは初めてドームツアーをすることになり、私はもちろん2日間の東京ドーム公演に両日参加した。本当に本当に楽しくて、夢みたいで、宝物のような記憶だ。公演前も公演中もセブンティーンさんがあの東京ドームでコンサートをしていることが信じられなくて、でも確かにセブンティーンさんは13人でそこにいて、ステージに立っていて、優しい目でCARATたちを見つめていた。いつも通りセブンティーンさんのコンサートはすごく楽しかったし、ドームまで連れてきてくれて本当に、本当にありがとうと温かい気持ちになったし、ちょっと、というかめっちゃ泣いた。

"約束の場所に連れてきてくれてありがとう"。本当にその通りだ。良いスローガン。
翌年2023年のセブンティーンさんは東京ドームでファンミーティングをし、ドームツアーもした。社会人になった私はお金もモチベーションもなく、どちらも1公演ずつ参加した。
そして2024年5月。セブンティーンさんはついに日産スタジアムでコンサートをした。ついに、である。この頃にはセブンティーンさんは日本で相当人気なグループになっており、日産スタジアムだし当たるでしょと思いきや全くチケットが取れず、ギリギリまで2日分のチケットが取れずかなり焦った覚えがある。


東京ドーム公演ももちろん夢みたいに楽しかったけど、日産スタジアム公演はそれ以上に楽しかった。特に5月26日のセブンティーンさんのデビュー記念日の公演は信じられないくらい楽しかった。実はメンバーが大怪我をしたこともあり、なかなか13人揃って活動やツアーができなかったのだが、韓国と日本で行われたスタジアムツアーは13人揃って出演することができた。それも本当に、本当に良かった。そしてこれがセブンティーンさんが13人揃って出演する"最後"のツアーになった。
2024年8月、ツイッターで"プレディス(セブンティーンさんの所属事務所)からのお知らせ"の投稿を見た私は嫌な予感しかしなかった。急いで本文を読みに行くと推しのジョンハンさんが9月末に入隊すること、そしてジュンくんが中国での活動に集中するため次のツアーに不参加であるということ、そのふたつのお知らせだった。
正直に言うとめちゃくちゃ泣いた。いつかこの日が来るのは分かっていたけれど、13人で9年間(この時点でセブンティーンさんはデビュー9周年を迎えている)走り抜けたセブンティーンさんを、13人をもう見れないなんて。別に一生見れないと決まったわけではないのに、すごくすごく悲しかったし辛かった。
それでも私はジョンハンさんとジュンくんがいないツアーを見に行った。しかもこの時は東京公演2日間と大阪公演まで見に行った。推しがいないコンサートは本当に寂しくて、泣きそうになったこともあったけどやっぱりセブンティーンさんのコンサートは楽しかった。とんでもなく楽しかったし、ここが私の生きる場所だ、とすら思った。
2025年もセブンティーンさんのファンミーティングと東京ドーム公演に参加した。どちらも近年出会ったオタクと友達との参加で、本当に楽しかったし持つべきものはオタクの友達や…と思った。
今のセブンティーンさんのメンバーは1996年生まれのメンバー3人がさらに入隊し、ジュンくんが戻ってきて9人だ。これからさらに1997年生まれのメンバー2人が入隊して、残りのメンバーも入隊していくことになる。来年のツアーはないような気がする。セブンティーンさんを好きになって、毎年ツアーに参加するようになって初めて、ツアーがない年になりそうだ。
でももちろん楽しみもある。2026年6月末にジョンハンさんが除隊する。お仕事にまみれて大変な思いはしてほしくないが、除隊後にやってほしいことが山ほどある。まずファンミーティング。ジョンハンさんならきっとやってくれると思う。
来年でセブンティーンさんはデビュー11周年。私はセブンティーンさんのことを好きになって丸9年になる。これからもセブンティーンさんのことを応援し続けていきたい。セブンティーンさんが持つ夢を応援して、一緒に夢を叶え続けていきたい。また日産スタジアムで13人を見る日を夢見て、日々をがんばっていこうと思える。これも全部セブンティーンさんのおかげだ。