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ちいかわ

imo_koyo
·
公開:2026/7/29

ちいかわの映画見てきました。

映画の前に病院に寄ったんですがこんな日に限ってめちゃくちゃ待たされるし、映画の時間勘違いしてて大慌てで入ったのでポップコーンも買えないしとなんかついてなかったです。

特典はモモンガでした。


‼️ここからはネタバレありの感想‼️

映像化されたことで原作の100倍増しに胸糞悪かった!!!!こんな気持ちで映画館出たの始めてだよ!!!

キャラのゆるさに対して背景の作画すごいし、音響もめちゃ良くてギャップがおもろかった。最初の朝日に照らされるうさぎエモすぎでしょ。

島の歓迎の歌がすごい好き。ツイッターでみたけど、本当はそうだ京都行こうのテーマだったらしいね。でも曲調とかわりと似てた。

同じメロディでセイレーンが歌ったりBGMに同じメロディが使われてたのも好き。テーマとなるメロディがいろんな形で作中で使われてるのっていいよね…いい……

合唱やってたのもあって女声コーラスがすごい好きなので、セイレーンのコーラスから島民たちの合唱、エンディングの曲までめちゃ癖でした。エンディングの曲、小学生向けの合唱曲って感じで良かったな。正直サントラ欲しい。

うさぎのラップシーンが風邪のときに見る夢って感じで一生頭に残ってる。前半のソロも後半のうさぎモモンガ栗まんじゅう先輩とのトリオもめっちゃ好き。原作だと1〜2コマでしか表現されていなかったところが映像になることでパワーアップしてるの、正しい映画化って感じだ。

パワーアップしていたところというと、一番印象に残ったのは辛さに暴れるセイレーンが「殺せ!」と叫んでそうな島民たちに囲まれるところ。原作ここまでねっとりやってたっけ?!って思って見返したけど1コマだけだったし、それにこんな尺割いてやる?!って思ったほど。正直ねっとりやりすぎてセイレーンがのたうち回る時間が長すぎてちょっと違和感あったくらいだもんね。ここ絶対ナガノ先生脚本指示なんだろうなぁというのがヒシヒシと伝わってきた。

私はDQ2をやった時、ラスボス倒して街に戻ったとき民衆たちが過剰に称え逆にラスボスを貶している様にウッ…ってなったんですけど、その時とまったく同じ空気を感じて胸糞悪かったです。

でも一番胸糞悪かったのは、最後のキャンプファイアのシーン。「今日の日はさようなら」が流れるタイミングが完璧すぎて最悪。「いつまでも絶えることなく友達でいよう」が、ちいかわハチワレうさぎの三人にとっては絆だけど、ヒトハフタバの二人にとっては呪い。「空を飛ぶ鳥のように自由に生きる」ことがちいかわたちはできるけどヒトハフタバの二人はできない。「信じあう喜びをたいせつにしよう」はちいかわたちは言葉の通りだけどヒトハフタバに喜びなんてあるだろうか。ちいかわが気づいていることに二人も気づいてるし、ちいかわに告発しないでくれとという信頼ではなくせつなる願い。この歌をこんなふうに使える人ナガノ先生以外にいる?いやいない(反語)

ヒトハフタバの感情の描き方もうまかったなぁって。私が原作をうまく読み取れてなかっただけかもしれないけど、罪悪感で震えることしかできなかったヒトハフタバがちいかわたちと仲良くなることで情を抱き、助けに行くために同行する勇気を見せる二人の変化がはっきりわかってすごく良かった。でもセイレーンに自白することはできなくて結局罪は精算できないまま島を逃れる……。そこで自白し償うことができたら二人は主人公だったし、もしかしたらセイレーンと和解することができたのかもしれないけど、そこまではできないから灰色のモブだし、二人はこれからもセイレーンから逃げ続けなきゃいけない……。

ヒトハフタバ相互の感情も改めていいなと思った。ヒトハは最初からセイレーンたちのことをあまり良く思ってなくて逆にフタバは好意的で。でもフタバの方がセイレーンのせいで瀕死の重傷を負ってしまい、友達を助けたい気持ちと憎悪の気持ちから人魚を殺害してしまう。ヒトハの方が弱気な性格だったのに、こんなところで要らぬ勇気を出してしまった。殺害シーンも、数秒間響く鈍器の音がさぁ……わ…ってなっちゃったよね。

煮付けを食べさせて目が覚めたフタバも、助けてくれてありがとうではなく「なんてことをしてくれたんだ」と不死になってしまった恐怖を真っ先に考えてしまうのがやるせない。お前も不死になれと煮付けをヒトハに差し出すシーンの「間」がすごい良かった。これぞ映像化の醍醐味………。

全体的に映像化したことで漫画では数コマ、数秒で見終わってしまうシーンが、映像化されたことで長めに浴びさせられて余計に胸糞悪さを感じさせるというとんでもない化け物映画になってしまった。ほんとこれ子供の付き添いで来た何も知らない親は怖かっただろうな。というか原作の流れ知ってるからこの程度で済んでますが、映画初見はほんと恐怖だったと思う。国民的人気コンテンツの子供向け映画だと思ったら感情の煮凝りのドロドロサスペンスなんだもんな。ホラーでしょ。

ナガノ先生はこの映画見て手叩いて大喜びしてそうだな……ここまででかいコンテンツ作れば自分の癖を詰め込んだ映画作れるんだもんな…………オタクのアメリカンドリーム過ぎる。

というわけで、原作履修済みでも十分に感情かき乱されたというか、むしろ原作履修しててよかったまであるくらいには満足いく映画化でした。

見終わったあとカレー食べたくなったのでお昼に食べました。オムカレーだしカツもないけど。島二郎が食べログとコラボしてたあまりに正解すぎる。