去年の11月に猛烈な頭痛で脳外科に運ばれてMRI検査を受け、「血管は大丈夫です。おそらく片頭痛ですね~。あと、副鼻腔炎」と肩透かし気味の診断を受けた。副鼻腔炎の自覚はあまりない。ただ、真夏と真冬以外に鼻の奥が気持ち悪くなるので耳鼻科でアレルギー検査(高かった)を受けたものの、「アレルギーはゼロです!」とこちらも肩透かしの診断を受けていた。副鼻腔炎があると頭痛がひどくなることがあるらしい。私が毎年検査を受けている脳外科は、どちらかというと重大性の高い症例をメインにしているため、後日改めて頭痛外来を受診することにした。それまでは、かかりつけ医(他診療科)から当座しのぎで処方してもらった片頭痛の薬(3錠)でしのぐことに。
1月になってから自宅近くの頭痛外来を受診。ここでもやはり「片頭痛ですね~」と言われた。薬を飲むタイミング(痛み始めて30分以内)、痛みが出たときの注意点(例:暗くて寒い部屋で安静にする)を指導され、傾向をつかむために頭痛日記を付けるようすすめられた。スマホに「頭痛~る」というアプリも入れてみた。無料版の使い勝手が悪かったので課金した。
不思議なことに、実家にいる間はあまり頭痛が起きない。胃は痛くなるのに頭は痛くならないのだ。自宅にいると頭痛の頻度が顕著に増える。部屋が狭いからだろうか? 枕が原因だろうか? 前兆と言われる「閃輝暗点」はよくわからない。目が悪い上の重度のドライアイで、いつも光がにじんで見えるので区別ができない。痛みが出る時間帯や気圧もバラバラだ。痛む場所も違う。もしかすると、緊張型頭痛と片頭痛のコンボなのでは?
首の後ろから後頭部にかけて痛みが出たときは、イブプロフェンかアセトアミノフェンが効く。目の奥がズキズキするときはトリプタン系の薬が効く。トリプタン系は速く効くのだが、たまに痛みが再燃する。そして、服用後ものすごく眠くなって仕事に支障が出る。
頭痛日記は真面目に付けているが、まだ傾向がつかめるところまではいっていない。悲しいかな、酒を減らした方がよさそうな気が……しないでもない。お風呂に入ってせっかく温まったのに頭が痛み出すと残念感が半端ない。うっかりスルーしていたが、副鼻腔炎があるとしたら耳鼻科も受診した方がよさそうだ。もちろん、パソコンに向かう時間も減らした方がいいだろう。
目下のところ、頭痛が起きる度にどちらの薬を飲むべきかを判断しなければならないのが頭痛の種だ。クリニックでも薬局でも「頭を下げて痛みがひどくなったらトリプタン系」と言われたのだけど、タイミングが早すぎるのか、言うほど簡単に区別ができなくて困っている。これを書いている今現在も、モニターがやたらとまぶしく感じられて「もしや頭痛の前兆では?」と気が気ではない。
病院に行くほど痛かったのは、11月の1回だけなのだが。