日記

さわの
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私はいま二十代の後半に突入しているのですが、今の若い子達を見ながらまだ(私はこの頃こんなことを考えていたなぁ)と思い出すことができる。思い出すことができることに安心する。それでも、思い出そうとしなければ思い出せないこともあって、人は変わる、それは月日の経過によるもので、だから尊くて儚くて危ういものでもあるな〜と思う。

高校生の頃は親が鬱陶しくて仕方なかった。厳しい親だったので早く家を出たいと思ってた。もちろん感謝もしていたけど。今は親のことが大好き。実家に帰るたびにだいすきだなー!と思う。そういう、瞬間瞬間の気持ちをちゃんと覚えておきたいという感覚、その感覚自体はわりと昔から持っていて、学生時代に親に反発していた頃は「わたしは今母親に対してこういうふうに思っている。母は私のことをわかってくれない。私はこんなふうにならない!」って至極自分勝手なことを思っていたし、その一方で、「でもこれは今の年齢だから、いまの(学生という)環境だからこそ思っていることで、もし私に将来娘ができたらきっとこういう時期も来るだろうから、そのときの私自身は理解ができずとも(あぁこういう時も私にはあった)と立ち止まれるように、それまできちんと今の気持ちを覚えておこう」みたいな、なんかそういう冷静な自分もいた。

今の私はひとつ目標があって、いや、目標?目標っていうか……やってみたいことの一つなんだけど

若くて青くさい子を見て、「やめてよ、昔の自分を見てるみたいだから」っていう、そして助けるっていう……ドラマとか映画でよく見るセリフを……言ってみたい……人生で一度でいいので……なんとかなりませんか?

くだらなくて笑う。最近もまた何かのドラマで見かけたんだよね、言ってみて〜〜!と思って。いいオバさんになりたいので…(?)

いや、まぁくだらないんだけど、やってみたいし、だから今この瞬間の私自身のこともちゃんと覚えておきたいなと思う。新卒で会社に入って一年目はプレッシャーで押しつぶされそうだったし、毎日具合が悪かったし。上司はわけもなく怖く思えたし、他の事業部の人と話すときは緊張した。

ご縁があって近々新卒の一次面接に同席させてもらうことになったんだけど、私が新卒の頃はどうだったかな、面接受けるときって何考えてたっけって思い出したい。もちろん、いまの立場から会社のことを考えて人を採用しなければならないというシビアなミッションは背負っているんだけど、"人として人と対峙する"っていうのは相手の生きて思考してきた時間と自分の生きて思考してきた時間を重なる行為っていうか、ビジネスの延長線上にあるものじゃないと思うから……。子供を作る予定も(そもそも結婚する意志もあんまり)ないんだけど、何かが起きて自分の子どもができたとき、「小さな人間の身体を大きくする」ことと「人として成長させる」っていうのはやっぱり違うと思うし。あらゆる場面で「人として人と対峙しなければならない」機会はあると思うし、だから今日のこの日記を書いている今の自分の気持ちも覚えておきたい🤔

@imyme_mine
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