週に3日ほど取材に行く日々が続くと、締切が週に3日に来る。そんなカラクリになっていたとは。メーテル またひとつ 締切が増えたよ。
息子が学校で百人一首大会があるというので、ここ最近熱心に百人一首を覚えている。娘も小学生のころクラスで百人一首をしていたので、まだ覚えていたりする。僕も中学の時に覚えたはずなんだけど、まったく覚えていない。「ちはやふる」しかわからない。竜田川が相撲取りだっていうことしか知らない。
これはたぶん、意味など調べず音だけで暗唱していたからだろう。当時暗記だけは得意で、ただただ文字列を記憶してテストを突破していた。なので歴史もさっぱり分かっていない。意味も分からず覚えていたのはそれはそれですごいけど、やはりストーリーごと覚えると身に付くし、その後の暮らしも豊かだろう。ストーリー大事だ。
ちょうどKindleで『世界最強記憶術 場所法』を読んでいて、そこにも単語をストーリーで覚える方法が紹介されていた。「高校生」「玉ねぎ」「ソファー」「手帳」「水」みたいにバラバラな単語でも、「学校へ急ぐ高校生の口に玉ねぎが放り込まれ、そのまま併走するソファーに飛び乗って加速し、積み上げられた手帳の束をはね除けて、最後は水に落ちる」みたいな、めちゃくちゃなストーリーを作って映像で覚えると順番に記憶できるのだとか。
竜田川が相撲取りだと覚えているのもたぶんストーリーのおかげだろう。落語「ちはやふる」である。