日刊SPAで土曜に放送された『IPPONグランプリ』のことを書いた。
「松本人志芸能活動休止」により番組がどうなるのか注目が集まっていたけど、記事ではそのあたりの事情に触れるのは最小限にし、「バカリズム チェアマン代理よかった」「ただただ大喜利が楽しかった」の方向に振り切った。
たぶん松ちゃんに絡めたほうがヤフコメがついたりアクセスあがったりするだろうし、
「松本人志という吉本興業の大きな席が空いたところに、松本の直系ともいえる千原ジュニアではなく、マセキ芸能社のバカリズムが座ることの意味」
とか、
「フリップ大喜利を発明した松本人志の番組であるにもかかわらず、決勝戦の最終問題でロバート秋山がフリップを出さず優勝したのはそのアンチテーゼ」
みたいなことは書こうと思えば書けるのだけど、えーいやだなぁそれで人を集めるのはなぁと思って書かなかったのだった。
まぁ、だから商売には向いていないですよね。
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今日のお昼。大雪になるなぁこれはと外を眺め、ミートソースパスタを食べながらTVerで『伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評』を見る。
テレ東批評、面白いのだけど放送時間が土曜の11時で、家事とか買い出しのゴールデンタイムなのでリアルタイムでなかなか見れないのだ。番組の内容的に深夜にやってもいいのになぁと常々思っていたら、ゲストの出川さんがまさに同じことを言っていて「そうだそうだ」と族議員のような合いの手を入れてしまう。
出川さんは『充電旅』の番宣で出ていて、よく番組を見る伊集院さんが「ほぼ毎回泣いてしまうシーンがある」という。出川さんがホテルやレストランから出発しようとして、たくさんの地元の人に囲まれるところ。出川さんと付き合いの長い伊集院さんは「昔あんなにロケでチーマーに絡まれていた出川さんが、こんなに大勢の人に暖かく応援されるなんて」と泣いてしまうのだそうだ。
出川さんもそれを受け、「感謝の気持ちが止まらないから、写真撮影にも延々応じてしまう」「子どもはこういうことずっと覚えているから写真に映ってあげたい」とのこと。すごくいい話。
出川さんは「芸能界はマラソンだから」と長距離走に例えていた。いま走っている景色と、遠くの景色は違う。長距離走で物事を捉えるのっていいな。だから目先の商売にとらわれなくてもいいじゃんね。
番組が気になった方、TVerのリンクこちらですよ。20分くらいなのでサクッと見れます↓