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性別問わず働きやすい職場をつくるには無視できない女性特有の健康課題。マネジメント層が知るべき「生理」について語った、男性管理職2人と産婦人科医の鼎談です。
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phaさんの『どこでもいいからどこかへ行きたい』を読んだ。
旅が下手だ。どこでなにを見たらいいかわからない。なんかここがいいっぽい、と口コミとかを見ても、そこに行くのにどれくらいの時間がかかって、どれくらい滞在するのか見当がつかない。午後まるまる空いているのに、どこか一箇所だけ寄って、その辺にあったチェーンのカフェで休憩し、駅に戻ると乗る予定の新幹線まで30分もある、みたいなことを繰り返してしまう。家族旅行の計画なんて立てられず半ばパニックになってしまう(カミさんいつもありがとう)
そんな感じだから、phaさんの「旅」のスタイルには「これでいいんだ」と旅行への閉じた気持ちが開く感じがあった。高速バスで遠くまで行っても、ビジネスホテルに泊まっても、普段と変わらずネットを見たり本を読んだりして、満足して家路に着く。
旅とは観光地をスタンプラリーのように巡ることではなく、場を変えて過ごすこと。ただそれだけでいい。なんか安心する。旅についての業の肯定である。まさにタイトル通り「どこでもいいからどこかへ行きたい」の衝動だ。これでいいのだ。
個人的にはサウナに行ってみたくなった。僕も以前のphaさんと同じく「水風呂なんて冷たくて入らない派」である。心臓止まったらいや。でも高速バスで名古屋まで行ってサウナに泊まってだらだら過ごすの、めちゃくちゃ気持ちよさそうだなぁ……。
とりあえず近所にサウナがあるかGoogleマップで確認して、良さげな銭湯にピンを打ってある。俺、年末の忙しさを抜けたらサウナに入るんだ……と死亡フラグみたいなことを呟いている。いや、生きてサウナまで届くのだ。乳酸菌マインドで年末を乗り切る。