昨日の深夜に関東ローカルでやってた『KASSO』がとても良かった。TVerで見れます。一言で言うとスケボー版SASUKE。
SASUKEや風雲たけし城のように、緑山スタジオに1億円かけて巨大セットを作ったらしい。なのに関東ローカルの深夜番組。どういうことなんだ。景気のいい話じゃないですか。そりゃぁマイナス金利も解除されるというもの。
超絶テクニックのスケーターたちが難関コースに挑むだけでスゴいし楽しい。加えて、KASSOの良さはその明るさと軽さとゆるさだと思う。
SASUKEは好きだし毎回見ているのだけど、その「重さ」が気になることがある。SASUKEはオールスターズたちの友情や絆、人生を賭けた挑戦という、「重さ」も込みのコンテンツだ。新顔が増えたりステージが変わったり、なにより歴史が積み重なって、年々その重みが増していく。重さが魅力のひとつなんだけど、こちらの体調次第では「重いな…!」ということもある。
一方でKASSOなのだけど、まずスケーターたちが最初から軽い。いい意味でヘラヘラしてる。失敗しても「やっちった」という感じだし、攻めすぎた失敗には他のスケーターたちも拍手喝采で大盛り上がり。
ルールも若干ゆるい。たとえばステージ1はタイムトライアルなんだけど、ちょっとコースアウトしてもおとがめなしだし、カーブを曲がるとき路面に手をついてもいいし、こけてスケボーから落ちてもその場でやり直してOK。「失格!」ってのがない。
あとこれは見てほしいんだけど、最後の最後、完全制覇したら100万円のチャレンジが「それでいいんだ⁉︎」っていうクリア手段で笑っちゃうんですよ。スゴいのに面白い。最高のやつ。
失敗したらアハハ、成功したらスゲー。そんか軽快なノリが、スケボーというカルチャーと、イケイケな巨大セットと、クールかつポップな演出にピッタリ。下手に煽ったり引っ張ったりせず45分で終わるのもいい。1億円かかってるのに軽い。景気のいい話じゃないですか。
というわけで、『KASSO』おすすめです。来週新たなスケーターたちによる#2があるみたい。楽しみ。