ユニクロがニットのCMを流している。
9月も半ばを過ぎているのだから例年なら当たり前なのだろうけど、猛暑日がずっと続いて静岡39℃だって!みたいな毎日を送るいま、ニットを見せられても「ニット……」というため息しか出てこない。これはユニクロが悪いんじゃなくて季節がバグっているからなのでしょうがない。季節のバグは商売を狂わせる。
そんなことを考えていたら今日スーパーでカイロを売っているの見かけた。もう現実が追いつかない。このままだと北半球なのにサンタがサーフィンで来てしまうぞ。なにやってるんだ現実。「今でました」ってLINEして来たけど絶対今起きたとこでしょ。みんな待ってんだから。いいよいいよ先に乾杯しよ。それにしても暑いな。
よく会話はキャッチボールに例えられるけど、議論は卓球に例えられるんじゃないかと思った。
卓球の球筋には大きく分けて「ドライブ」と「カット」がある。ざっくり言うと前者は前向き回転をかけて、後者は後ろとか横とかの回転をかける。議論の最中にも、話題を前に進めたり、反証したりする動きがある。
ドライブをガンガンかけて議論を進めることもあれば、しつこくカットをかけて思考を深めることもある。しかるべきときに回転の方向を間違えるとおかしなことになるし、やり方によっては嫌われる。
ただキャッチボールと違うのは、「一回受け止める」ができないところ。すぐ打ち返しちゃう。そうなると、これは勝ち負けを前提としたスポーツ的な議論かもしれないな。一回受け止めて「なるほど」という時間を持てるという意味で、キャッチボールの例えのほうがやっぱり秀逸なのかも。