私は生まれた時、髪がクルクルだったといいます。それは大きくなるにつれて殆ど直ってしまいましたが、今でも伸ばせば波を打ち、ストレートには遠く及びません。ちょっと、コンプレックスです。
体の割に、足が立派なのもコンプレックスです。細い足首は永遠の憧れです。
そのせいか、自分にないもので出来ている人を目で追ってしまいます。小顔でオメメパッチリで、腰まである真っ直ぐでサラサラの髪。腰幅も狭く、おしりもちっちゃくてジーンズがよく似合って。おまけに爪の形もいいからネイルが映えて。そして肌は健康的な小麦色。先日電車で見た彼女は、まさか私がそんな目で見てるなんてこれっぽちも思ってないだろうけど。
同じ性別として、私は誰かから外見を羨ましいと思われたことがあるのだろうかと思いますが、実は過去に一度や二度くらいはあります。
私の親友が正に、私にない要素で出来てるような子でした。そんな彼女は私の髪を「伸ばすとくるんとしていいなあ」と言い、「色白羨ましいよ！」と言いました。それが嬉しかったんです、足首は言及されませんでしたが(笑)
ただ、そんな彼女とは喧嘩別れして久しいのです。弁解する余地も貰えませんでした。私も嫁いで地元を離れたから、尚更そんな機会は訪れないでしょう。
小顔でサラサラのロングストレートヘアは嫌いです。何だか、もう無理だよと言われているようで。