10月からの怒涛の日々が終わってしまった。
ライブ編
4/3(水)indigo la End TOUR 2023-2024「藍衆」@NHKホール
10本行った内、最後にチケットを取ったのがこの公演だった。最初から長崎と沖縄のお金がかかる遠征地への参加を決めていたので、2本目の東京は良いよな、なんて思っていたんだけど途中でメジャーデビュー日の翌日にわざわざきっと合わせてきてることに気づいてほぼ最終先行で取った。2階席の最後列だった。正直、この日は一番後ろで見るのが正解だったなと思う。音の良さとか演出を俯瞰で見られる位置だったから。indigoにとってこの会場は実質セミファイナルだったんだと思う。横浜アリーナでの公演、おめでとう。自分のことみたいに嘘みたいに泣きました。この日の幸せな街路樹みたいな演出で、あんな感じの照明で、メンバーの顔も表情も見えないまますとんと暗転して、そのままあれが解散ライブだった、みたいな解散の仕方を(今解散してほしいわけではなくてするのであれば)してほしいとか思いながら泣きながら見ていた。横浜アリーナ、とんでもないライブだったと言わせてね。
4/7(日) petrichor#2 -yeti let you notice × PELICAN FANCLUB- @下北沢Flowers Loft
多分4/3をそこそこ引きずっていて、自分が違うライブを見に行く実感が全然湧いていなかった。大抵そういう心もちで挑んだライブってメンタルぼろぼろにして帰るんだけど本当にその通りになってしまった。初手のペリカンを見ながら、自分がライブに求める理想の形としてこちらを呆然とさせてほしいという欲求があるのかもなと感じた。圧倒的な演奏力とか、構成とか、ステージセットとか、なんでもいいから絶望させてほしいんだと思う。簡単に死ねない代わりに。ペリカン、もといエンドウアンリ氏は自分の魅せ方を分かっているんだろうなと思った。普段はあんまりやらないけど、この日のセトリのプレイリストを作って聞きたいと思った(結局やってない)。こういうライブをできるだけ長く続けてくださいと思う夜だった。yetiのデケ~音にやられて終演後も割と長いこと耳が死んでたのでこの機会にライブ用耳栓を購入しました。耳の形が歪すぎてうまく入らない。
4/10(水)People In The Box 「2024 春の航海」@静岡UMBER
ピープル、静岡で見れちゃった。そんなことがあっていいんだ。去年の暮れあたりに来年はどこかでライブを見ようなんて思っていた矢先に発表されたツアー、静岡があって5度見くらいした。私がよく聞いている曲は正直なところ1曲もやらなかったんだけど(笑)、圧倒的だった。絶対にピープルのファンがこれを読まないことは分かりつつ、ツアーが終わっていないので曲名を出すのは憚られるが、これだけは言いたい。月曜日/無菌室ではじまるのとやっぱり旧市街エグい。音源で聞いてても意味わからないのにずっと意味わからないあの感じ。ピープルはちょうど10年前に東京喰種で知った一番分かりやすい出会い方をしていて、でもオタクで音楽に疎かった私はその聖者たち1曲しかずっと知らないままで、それ以外の曲をやっと聞いたのは大学に入ってからだった。10年間ライブに行ったことが無いバンドのライブにこんな風に行くことになることもあるんだと思った。10年の間、メンバーも変わらずにずっと続けていてくれたことの凄さを思う。ところでUMBERで名の知れてるバンドを見るといつも変な気分になるのは私だけですか?私もあそこのステージ立ったことあるよな・・・みたいなの。あの急階段をのぼった楽屋のソファでプロたちものんびりしているんだろうか。変なの。
4/13(土)indigo la End TOUR 2023-2024「藍衆」@長崎ブリックホール
夜勤明けに駅に直行し新幹線に飛び乗って約6時間、1年ぶりの九州、はじめましての長崎にたどり着いた。電車が少しでも遅延したら開演に間に合わなくなる緊張感と夜勤明けの疲労と、ずっと落ち着かない1日だった。新幹線に乗って揺られているだけだったのでなんとなく「ここが長崎」という実感がずっと湧かなくて、開演前影ナレの「今夜の舞台は長崎ブリックホール。帰ってきました。」という一言で頑張って長崎に来たことが既に報われてしまってちょっと泣いた。セトリも地元だから贔屓するよ、の事前情報の通りなんとなくシューゲ気味の曲が多めだったようなそんな印象を受けた。地元公演だったからか、幸せな街路樹前のMCが少し違って、ボロ泣きしていた。緑の少女をやられたのもあいまってほとんど死んでた。この公演で幸せな街路樹自体聞くのは8回目だったけど、何度同じ曲を聞いても同じ感情になることはなくて、同じ夜がないことを実感する。MCでも触れられていたのと、翌日長崎の街を歩いて、白いマフラーの「坂上のコンビニ」やさよならベルの「坂の途中の自動販売機」という歌詞が長崎出身だから出てきたものなのかも、と思うくらい坂のある街だった。indigoを知らなかったら来ていなかったかもしれない街だったけど、それ抜きでもすごく好きな街になりました。
4/21(日) indigo la End TOUR 2023-2024「藍衆」@ミュージックタウン音市場
前置きをしておくと、ファイナルが沖縄じゃなかったらツアーに沖縄公演があっても行っていなかったはずだった。行った内のほとんどは「その地でindigoを見ること」に意味があったけど、沖縄に関しては沖縄でindigoを見たかったわけではなくてツアーファイナルというライブを見たかっただけだった。今までindigoのツアーファイナルに行けたことがなくて、次のツアーではファイナルに絶対に行くぞ、なんて意気込んでいたら沖縄だった、だけ。
4/3がなんとなくセミファイナルだったのもあって、良い意味でラスト感が強くなくて、楽しくて、でもアンコール1曲目がずっとぼんやりと聞きたかった心ふたつで、少しだけ情緒をかき乱されながらライブを見終わった。不思議といつも感じる名残惜しさはなかった。一緒に全力で駆け抜けられたからかな。ただ、10月の河口湖ステラシアターのライブからほとんど月2本indigoのライブに行っていて、夜勤明けでヒーヒー言いながらバスや電車や飛行機に飛び乗ったり次の日仕事だからと爆速で会場を後にしたり、そんなことをもうしばらくは、あるいは二度とやらないのかと思うと少し寂しくはある。冬生まれの川谷絵音の誕生日(前日)から始まって、やがて訪れる春を待ち侘びるようなセットリストが大好きでした。あっという間の5ヶ月間だった。「幸せだった、でもまた会えたらいいな」って 本当に思うよ。
曲編
NHKホールで初めて披露されて初めて聞いた時点で刺さりすぎて泣いてしまった。聞くと鬱になるのであんまり気軽に聞けない。が、既にツアーで3回も聞いてしまった。ジャケットがindigoにしては変わり種でちょっと違和感があるけどまあなんか、みにくいアヒルの子か何かとかかってるんですかね。でもみにくいアヒルの子は本当は白鳥だったけど、アヒルがジャケットなのはアヒルはアヒルのまま変われないという暗示ですかね。醜い気持ちも全部後になってきれいな思い出に変わればいいけどなかなかそんな風にはいかないね。どうでもいいとまだ思えない、から。
プレイリスト‐『夜桜と春』
花見というものをもうしばらくやっていなくて、でも儚い春を楽しみたくて一人で夜桜を見に行った。そのときに作ったプレイリスト。夜桜を見に行ったあとなぜだかあまりにもメンタルが終わってしまってこのプレイリストを聞くと憂鬱になるようになってしまった。そんな曲選で曲順です(?)
余談
indigoのツアーはメンバーやバンドにとって意味のある日・土地6本、自分にまつわる土地2本、初日とファイナルの2本、計10本に参加して、その10本すべてでMVの女優さんの衣装を模倣していた。初手2daysを終えてからはセットリストに入っている曲から選んで、結成日とメジャーデビュー日翌日の2本は個人的にこれかなと思う曲を選んだけど結果として10曲全部ツアー中にやってもらうという奇跡みたいな出来事が起きた。アンコールでしかやらなかったものも含むけど。身バレするので写真は載せないけど、何を模倣していたかだけ載せておきます。
埼玉:白いマフラー、国際フォーラム:冬夜のマジック、岡山:名前は片想い(紫)、静岡:チューリップ、横浜:緑の少女(結成日)、長野:心の実(赤)、山梨:名前は片想い(緑)、NHKホール:ダビングシーン(メジャーデビュー日)、長崎:心の実(黄)、沖縄:春は溶けて(ジャケの色味を模倣)
ツアー初日に白いマフラーをMVの女優さんと同じ巻き方をしていった私へ、なぜかそのあと10年以上経ってサブスクで配信されるし2か月後に生で聞くことになります。
生活編
正直なところ生活なんてなかったようなものだった。働くか、ライブか。お金のかかる怒涛の生活が終わって、来月も少しだけ無理はするけど、ライブを厳選しなくても済む暮らしに近づけるようにライブを厳選していきます。ぼんやりと次の仕事と次の住まいの検討を付け始めたけど、実際動き始める時にこれらの仕事と住まいが残っている可能性はほとんどないのでぼんやりと。すべてはタイミング。良きところで、良きものたちと出会えるといいね。
親知らずが痛み出してとても抜きたい。仕事とライブ以外の時間が5月2週目くらいまでなくて歯医者に行く時間がないしそもそも抜歯する金が勿体なくて歯医者に行きたくない。
ツアー中で撮り切ろうと決めたフィルムが沖縄でちゃんと終わった。現像待ちをしている。良い写真が撮れているといいな。
GWは稼ぎ時なので稼ぎます。人々が楽しそうに遊んでいる間にぼくは時間をお金に変えてゆく。友達がいないので。よく友達がいないと言うけど遊んでくれる人がいないわけではなくて、でも友達と呼んでいいような関係性の人があまりにもいないわけで(後輩とか、フォロワーとか、そんな感じ)。
7月くらいまでの予定をうっすら立てている。誕生日にライブが見たいけど6月にライブ行く予定がまだ1本しかない。ぼんやりと欲しいもの、靴、サングラス、財布、バッグ、スキンケア用品です。6月生まれです。よろしく。(強欲)