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お笑いで人生を学ぶ

inuko
·
公開:2026/10/6

10月5日(一)雨天 28度

朝から久しぶりに雨。ずっと晴続きだったので久しぶりに雨が降るとうれしい。でも、ずっと曇り空で半日くらいで気が滅入ってきた。学校で帰ろうとしたら傘がない。傘袋に入れていて、学校に来るまで使っていたので、学校でなくしたはずだ。あわてて教室に行ったらそうじのおばさんがいて、何もないよと言われる。何をなくしたのか聞かれて、傘を黒い袋に入れていたといったら、下の待合室にあったから、一階の事務室に行けと言われて取りに行った。ちょっと緊張したけど傘も見つかった。正直こういうとき、中国語でのやりとりがおっくうで諦めてしまおうかと思うことがある。でも、傘がなかったら帰れないし、ずっと使っていたから愛着もある。思い切って聞いてみて結果傘が見つかったし、全部中国語でやりとりできて自信にもなった。2か月前に帽子をなくしたことがあって、そのときは英語でしかやりとりできなかったから、大きな進歩だ。もちろん、学校の中だから中国語初心者ってわかって、向こうもやさしく言ってくれていると思うけど。でも諦めて帰るより全然よかった。

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私は中学のころは関西に住んでいた影響もあり、関西ローカル芸人と、ダウンタウンと吉本新喜劇のファンだった。でも、大学生あたりからあまりお笑いを見なくなって、そのあとはたまに『アメトーーク!』を見るくらいになった。ところがコロナのあと、ニッキューナナとジェラードンのYouTubeを見るようになり、そして2025年のM1がおもしろすぎたので、生で見たいと思って劇場に行ってみたら楽しかったので、再びお笑いファンになった。

私が今のお笑いで興味がある人物が2人いる。一人がネコニスズという漫才コンビの赤ちゃん(舘野忠臣さん)で、もう一人がピン芸人で弁護士のこたけ正義感だ。赤ちゃんとはほぼ同世代だから、知ってるカルチャーが似ているのと、考え方がすごい自分ぽいって思うところがあって見てしまう。パソコンを買うときに性能じゃなくて見た目から入ってiMacを買おうとしたり、床に直に小説を並べて間接照明使ってる部屋がかっこいいって思っているところとか、カルチャーへの接し方がまず形から入るところとか。赤ちゃんは学生のころミニシアターでバイトしていて、バイト仲間から舘野さんはファッションで映画好きって言っているだけみたいなことを言われたらしい。なんていうか、ほんとうにそれが好きっていうより、それが好きな自分が好きみたいなところが自分と似ているなって思う。

でも赤ちゃんが私と違うのは、お笑いやりたくてお笑いなら大阪と思って大阪芸大に行ったり、そこで落研に入って自分でお笑いライブを企画したり、ミニシアター好きでミニシアターでバイトしたり、ちゃんと行動が伴っているところだ。そしてなにより、お笑いへの情熱は本物で、M1は芸人の免許証だからM1で結果残したいと言ってがんばっているところだ。そういう応援したくなる愛嬌と情熱と人柄があるから、赤ちゃんを見てしまう。

もう一人のこたけ正義感は、赤ちゃんとは逆で自分と違うタイプすぎて逆に見てしまう。こたけ正義感は我が道を行く感じがいい。お笑い芸人も興味があったけど、弁護士になりたかったので、赤本を買わずに香川大に行き、弁護士を目指す人が誰もいない環境のなかで司法試験を目指し、一発合格するとか、すごく意志の力がある。これからはスタンダップコメディが流行ると予見して、誰もやってないワンマン60分ライブを開いて徐々に広めたりしたところもすごい。私だったら絶対周りに流されてモヤモヤしたり、どうせここにいても受からないと腐ったり、お笑いへの熱を捨てきれずにウジウジしていたと思う。こたけのそういう周りに流されない力、偏見を持たないでフラットに人と接するところ、変なこじれがないところがすごくいい。

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二人には私には足りなかったものが詰まっている。まずお笑いへのリスペクト、その次に周りに流されない力、3つ目にまずやってみること。

私は自分が成功したいみたいな気持ちが強すぎて、ときどきほかの人への敬意を失ってしまうことがある。これでは敵を作るばかりで、人に嫌われてしまう。お笑いでも文章でも人と協力しながら作るものだし、人に応援されてなんぼの仕事だ。一緒にやりたいと思ってくれる人から信頼されないと成功しない。

また、私はすぐ周りに流されてしまい、不安になってキョロキョロしてしまう。しかし、赤ちゃんもこたけ正義感も自分がある。これが流行るとかこれが面白いと思ったことを信じて、それをやりきっている。自分を出さないといけない世界において、まずは自分がこれと思ったことを信じて続けないことには結果が出ない。私はすぐ批判されたり反応がなければやめてしまう。自分の色が出るまで頑張るのが大事だ。

最後に、まずやってみること。私の人生に決定的に足りなかったのはこれだ。人生の一番ではないことにばかり取組み、それが忙しいから本当にやりたいことができないという状態に甘んじていた。そしてできない理由ばかりつけてはやらない方向に努力を注いでいた。

たぶん、文章の本を読むよりもお笑いの方が一歩引いて見られるから、自分のことを客観視できるんだと思う。これからも人生に悩んだときはお笑いを見て、ヒントをもらおう。

@inuko
他人軸で生きてきた40代が自分軸を取り戻すための記録。