以前から、Switchのゲームをするにあたって画面が小さいと感じていた。アクションゲームが好きで、特にこの類のゲームをすると画面の小ささを甚く実感してしまう。ただ、アクション以外のジャンルは本来の画面で不満は無い。アクションゲームだけだ。
テレビに繋げばこの問題は即座に解決するのだが、中々テレビに繋げられない理由がある。私は実家住まいで、リビングのテレビを頻繁に占拠出来ないのだ。あまり家族の前でゲームをする習慣も度胸も無い。自分の好きなアニメを観るのもいまだに慣れないので、大抵自室でアマプラとかネッフリを利用して観ている。自室にテレビを置くつもりは無く、ただ据え置き機(と言っても今はSwitchしか無いのだが)のゲームをするのにちょっと不便だなと感じてはいた。でもテレビを置くスペースも無いし、そもそもドラマ以外の地上波番組を自室で観るつもりもない。そんなささやかな不便を、Switch購入時からずっと「まあいいか」ぐらいの気持ちで受け流していた。
四月に入って、Steamのゲームを一本購入した。『Spirit City:Lofi Sessions』という、作業用ゲーム。周回するという意味の作業ではなく、様々な執筆やお絵描き、家事や諸々の作業のお供にする、という意味合いでの作業用である。
チルな雰囲気の漂う部屋に自身のアバターを住まわせ、彼(彼女)が机や窓辺、暖炉脇やベッドで寛いだり作業している様子を、Lofiミュージックと共に流しておくだけ。部屋の内装や外の時間帯は自由に変更出来、天候も多少いじれはする。アバターの自由度は今現在かなり幅が狭いので、キャラメイクにこだわりの強い人には向かないかも。
私はよく作業中に雨音や水辺、焚き火の音などの自然音を聴くのが好きで、こういう自然音を自由に設定出来る点と、好きなゲーム『COFFEE TALK』(これはSwitchで配信されてて2まである、様々な種族の住むシアトルのカフェを舞台にしたもの)のBGMに近いものを感じるLofiミュージックも同時に流せる点、それからアバターが自室で寛ぐ姿が見られる、という三点が気になり、珍しくSteamでゲームを買った。ゲームとしてのやり込み要素はほぼ皆無だが、一種の放置ゲー、お洒落なツールだと思えば全然気にならない。
ただ、実際にPCで作業していると、ゲーム画面を開いておく訳にはいかず、結局タスクバーに縮小してBGMと自然音だけを聴いている状態になってしまう。アバターが寛ぐ姿に癒されているのに、これではYouTubeで作業用BGMを聴いてるのと一緒だな……と思っていた矢先、『Spirit City』のレビューに「サブモニターで映しておく」という文言を見つけたのだ。
サブモニター。そうか、確かにそれなら作業しながら横目で見られるな。でもサブモニターって結構大きいよな、作業机のスペース的に無理だな……なんて考えていたのだが、調べると14インチ~ぐらいのものも多く、それなら置けるかも、と俄然気になり出した。それにモニターを置けたら、ずっと抱えていたささやかな不便も解決出来る。気にせずアクションゲームが出来てしまう。おお、なんか良さげでは?
そんな訳で昨日、モニターとモニターアームが届き、さっそく設置してPCやSwitchと繋げてみたのだが、いやこれ良いな。PCより画質よく見えるのなんでだろ。いやそういうモニターを買ったからなんですけど、想像してたより良い。アクションやった時の動作性も問題無い。難点はSwitchとの接続時に使用する電源コードが短くて、モニターの位置を変えなければならないこと。電源タップの位置を変えれば解決するのかもしれないが、そうすると他の家電に稍々差し支えるので、この辺は追々解決することにする。いちいちモニターとiPadの位置変えるのは流石に面倒なので、上手く処理したいところ。
そんな訳でサブモニターを導入した話。今のところ、他の用途は見出せてないけど、これだけでもかなり満足だ。試しにスマホと繋いでみたが、これは上手くいかなかった。スマホで小説書くことに慣れてはいるんだけれど、やっぱり画面の狭さが気になっていたのでまた試して駄目そうならスマホの方は諦めようと思う。スマホの場合は機種変だとか設定でどうとでもなるしなあ。色々模索してみよう。
さ、ちょっとSwitchで遊んできます。