スケートシーンのあるお話が読みたい

かふか
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スケートをしている師弟の話がたくさん読みたいので、自分が参考にしているものをまとめてみました。

別にこの内容を踏まえていない試合描写は読みたくない!!とかじゃないし、スケートしてる師弟はあればあるだけ良い。私もそんなにちゃんと全部読んでるわけでもないし…詳しくはないし…

でも、ちょっと調べて書きたいなーって人が参考になればうれしいです。

主にシングルカテゴリの内容をまとめています。

目次

  1. 基礎編

  2. 構成要素の描写参考

  3. 競技規定・得点計算参考

  4. 楽曲・モチーフの参考

  5. 筋肉身体の使い方の参考

1. 基礎編

YOIから入って、もうちょっと詳しいとこ知りたい人向け。

「ジャンプって何回跳んでいいの?」「選手以外にどういう人が関わっているの?」「この大会っていつ頃あるの?」という基本的なことをまとめてくれている書籍とサイト。

・小塚崇彦 監修『フィギュアスケート観戦ガイド』(マイナビ出版)

シングルスケーティングのルールから大会スケジュール、コーチ・振付師の仕事やプロトコルの見方まで基本的な内容を網羅的に解説してくれている本。YOI見ていて「フリップってどういうジャンプ?」「GOEってなに?」「ゆうりくんがやってるこの体勢なに?」ってなった人におすすめ。出版が少し古いので演技構成点の内容や基礎点は現行と異なるけど、用語の解説とイラストがあってわかりやすいので、今後詳しいことを調べるときの足がかりにもなりそう。カバー・扉イラストが一ノ瀬ゆまさんでとてもすてき。

・フィギュアスケートLife Extra『Professionals フィギュアスケートを支える人々』(扶桑社)

スケーターを支える人々へのインタビュー集。トレーナーやエージェント、シューズメンテナンス、実況アナウンサーなど、リンクの近くでどういう人がどういう思いで仕事しているのかがわかる本。実際のエピソードや各人の立場から見た氷の上の世界があるので、読むとちょっと解像度が高くなる気がする。

・J SPORTS「フィギュアスケート競技解説」

ショートプログラム/フリースケーティングの構成要素やその年のルール改正が大変わかりやすいページ。今のルールで競技シーン書きたいときにおすすめ。

・Wikipedia 「フィギュアスケート」

参考文献にWikiはナンセンスと言われるけど、やっぱり一番まとまってて見やすい。過去のルールや大会に興味があるときの足がかり的存在。よく「××××年の〇〇選手権の開催地」などを調べている。ゔぃさんやゆうりくんはノービスやジュニアのときに6.0採点方式も経験しているはずなので、「世界ジュニアで優勝だって!」のときは一体どの採点方法だったのか気になり、そのあたりも読んでいた。

2.構成要素の描写参考

具体的なジャンプ、スピン、ステップの描写の参考にしているもの。

写真・動画付きのシリーズものを当たっているので、絵を描く人の参考にもなると思う。

・中野友加里 監修『フィギュアスケート ジャンプ 完全レッスン』(メイツ出版)

動画(YouTube)とイラストで良いジャンプのコツや特徴、GOE(出来高点)で加点をもらえるテクニックなどがまとめられている。お手本をMURA提督がやってくださっているのでとても綺麗。

・中野友加里 監修『フィギュアスケート スピン 完全レッスン』(メイツ出版)

前項のスピン版。いまいはるかさんのしなやか美麗スピンが見れるので実質無料。同じくレベルを上げるためのテクニックやコツがまとめられている。試合を見ているだけだとちょっとわかりにくい、良いスピン・難しい姿勢が視覚的・言語的にまとまっているのでとても参考になる。

・西田美和 監修『フィギュアスケート 上達のコツ50 新装改訂版』(メイツ出版)

初心者向けの内容であるものの、スケーティングの基本やステップとターンの動きを解説する内容。スケート始めたてのゆくんたちも同じ練習をしたのかなぁと思うと妄想が捗る。

・大森芙美 監修『ジュニアで差がつく!魅せるフィギュアスケート 上達のポイント50』(メイツ出版)

前項の本より少し上のレベルの内容。被っている内容も多いが、スピンやジャンプ、陸トレのことまで網羅している一冊。指南書どれか一冊選ぶならこれ。特に陸トレは他の書籍にはあまり言及がなかったので参考になる。

・朝日新聞デジタルYouTubeチャンネル

やっぱり映像が一番参考になるので、解説動画はよく見ている。企業さんが投稿している中で一番わかりやすかったのがこの2つで、スピンやステップシークエンスでわかりづらいレベルの取り方を丁寧に解説してくれている。定義が曖昧になった時に見返している。

・スケラボ/Skate Lab(YouTubeチャンネル)

直接URL繋げていいか悩んだけれど、プロスケーターの方がやってるYouTubeチャンネルがいくつかあって、その中でとても好きなチャンネル。中i村i優さんと鎌i田i詩i温さんがやっていて、難しいジャンプの入りにチャレンジやスピンの解説など楽しくてためになる動画がたくさん。

3.競技規定・得点計算参考

より細かい競技規定や、これくらいの構成で行ったら基礎点どれくらいになるのかを考えるときに参考にしているものです。実際の競技のルールブックや過去の試合のプロトコルが中心。

私はスケート描写は今まで紹介したやつである程度網羅していて、以降のは大会や試合展開の組み立てやプログラムを考える時に参考にしています。

・JSF「Japan Skating Federation Official Results & Data Site」

ルールや直近大会のプロトコルを確認するときに利用。「データ/Data」からISUのレギュレーションと技術規則(次項)を翻訳したものが参照できる。特にレベル要件とGOEとPCSのガイドラインはミスの方法(GOE落とす原因やレベルの取りこぼしなど)を描写するのに確認している。あと普通に試合見るときにちょっとお勉強したりもしている。

・ISU「SPECIAL REGULATIONS & TECHNICAL RULES SINGLE & PAIR SKATING and ICE DANCE」

前項の一次情報。翻訳が追いついていない時とかにひいひい言いながら読んでる。

・フィギュアスケート要素検索

有志の方がまとめてくださっている大変ありがたいデータサイト。要素(ジャンプやスピンなど)から過去にどの大会で誰が挑んで、どのような判定になったか検索できるデータ集、過去のプロトコルリンク集、要素記号の説明、各年のルールに則した基礎点計算フォームなどのコンテンツを作成してくださっている。たとえば、過去に「誰がどの大会で4回転フリップを跳んだか」「SPのジャンプとスピンをこの種類にしたら基礎点はどれくらいになるのか」を調べることができる。特に構成に悩んだときに頻繁に参考にしています。

4.楽曲・モチーフの参考

やってほしいプログラムができたときに、曲の描写や衣装、話のキーワードになるモチーフを選ぶのに参考にしているもの。

・IMSLP

パブリックドメインの楽譜ダウンロードサイト。クラシックの場合はプログラムのカット箇所を考えたり、音階の表現の仕方の参考にしている。

・清水響『一般音楽論』(リットーミュージック)

プログラムのモチーフや、音楽的な背景の参考。特に、劇中曲の描写やイメージの参考に使ってます。一冊で音楽理論から音楽史、物理的な音の特徴まで網羅しているので、ちょっとした音の描写やイメージを言語化するのに参考になる。

・富永明子『バレエ語辞典』(誠文堂新光社)

バレエ音楽で演技してほしいし、ゆくんの所作の根底にバレエがあってほしいので、動きの名前や演目、バレエの役職などの参考にしている。イラストや相関図が豊富でわかりやすい。

・ヒルデガルド・クレッチマー『美術シンボル事典』(大修館書店)

西洋美術の中で、植物やマークなどのシンボルがどのような意味を持つかまとめている事典。プログラムのモチーフを考えたり、衣装のイメージを膨らませるきっかけにしている。

5.筋肉身体の使い方の参考

自分が運動音痴だから、身体の動かし方の参考にしている。闇のポイントでは疲れ、怪我、スランプで引っかかるところの参考にもしている。

・齋藤昭彦 監修『運動・からだ図解 症状から治療点をさぐる トリガーポイント』(マイナビ出版)

痛みが出るときにどこを痛めているのか、どういうケガをしやすいのか、症状から索引する本。ヴィの引退の話の時に参考にしました。

・セリア・スパージャー『やさしいダンスの解剖学』(大修館書店)

バレエに特化して、可動域や怪我をしやすいポイントをまとめた本。かなり昔の版だけど、実際のレントゲン写真などがあり参考になる。

・ジャッキ・グリーン・ハース『ダンス解剖学 第2版』(ベースボールマガジン社)

バレエが中心ではあるが、ダンスに関するトータルコンディショニングがまとめられている本。呼吸法や脳についても言及があり、演技中の妄想にうってつけ。イラストも多いので、絵描きの人も参考になるかも。

・ケネス・ローズ『やさしいダンスの物理学』(大修館書店)

ダンスの動きを物理的に解説した一冊。ゆくんとヴィの対空時間の違いや、回転軸の作り方の妄想をしている。


以上です。

他にも、画集とか図録とか、衣装作家さんの写真集とかイメージを膨らませるために参考にしているものはあるけど、いっぱいになってしまうので…

気が向いたらまたまとめるかも。

他の人が参考にしてるものとかも見てみたい。