隣にいる人が苛々していると、こちらまで苛々してしまう。この現象にはミラーニューロンという神経細胞が関与しているらしい。僕のミラーニューロンは性能が良いのかもしれない。
苛々するのはその人の問題であるし、生理現象みたいなものであるから、そこに口は出したくない。勝手にしてもらって構わない。だが、その感覚を強制的に模倣させられるのは、ちとつらい。
苛々を押し付けられる不快感。目を合わすことすらしていないのに、その空気に触れるだけで、心がとても疲れてしまう。快の感覚が鈍くなり、鬱スイッチがONになる。
僕が相手を受け入れられないから、ミラーニューロンが過敏に反応しまうのだろうか。相手の気持ちを理解できれば、あの空気に触れても平気でいられるのだろうか。僕が何か工夫することで無効化できるのなら、そうしたい。
🤔
苛々を抑えるために僕がよく採用するのは、「よくあること」「しょうがない」と起こっていることを受け入れてしまう方法だ。これを、苛々している相手に適用してみるのはどうだろう。
「あの人が苛々しているのは、よくあることだ」、「あの人が苛々しているのは、しょうがないことだ」
それとも。
「自分の感情に振り回されて……可哀想に」、「つらい気持ちと闘っているのか……頑張れ!」
同情した方がいいのか。……次の機会に試してみよう。そして、それまで忘れないよう、ここにメモしておく。