オフィスの座席が

色瀬りょう
·

オフィスの座席が孤立している。

正確には、真後ろには事業部長が、対面と横の列にはエンジニアさんたちがいる。オレ含めた5人。通路を挟んだ別ブロックには営業さんたちがたくさんいる。

もともと過疎っているエリアなんだけど、エンジニアさんたちは出勤時間が遅いし、部長はミーティングで不在がちだから一人でオフィスの一角で作業することになる。

最高。

そう、最高なんだ。

ちっとも嫌じゃない。

マーケ職の方々には「周り誰もおらんので寂しいっすww」と言ってみたりするんだけど、別にそうでもない。

一人最高!!

学生時代から図書館や自習室より自宅の机がもっとも捗った系なオレとしては、周囲の気配や視線や、その他諸々を気にしないで黙々と作業したり、あるいは考え事をできるこの環境がお気に入りだったりする。

今月末の引っ越しは気が重い。

どんな座席配置になるか、あるいは他のチームの方がいるのか、分からないのだ。

せめて、背中が壁の座席が良い。

理想の座席はなんだろう。

窓際と廊下側なら窓際だ。日光を浴びたい。特に本社の高層ビルのときは眺めが良くて好きだった。窓際。窓際族万歳。

それから、背中が壁だと安心感がある。人事評価とかセンシティブ案件を扱っていなくても、なんか作業を見られるのって嫌なんだよね。何より建物の中でも奥側が性に合っている、気がしている。

あぁでもトイレやカフェコーナーが遠すぎるのもな。少なくとも、狭い通路で商談中の方々の後ろをなん往復もするのは気が引ける。

(持病の都合で水分摂取が多いんだ。そして排泄頻度も高いんだ。申し訳ない、フィールドセールスの皆様)

あぁ億劫だ、引っ越し。

この機会に机の周りを断捨離祭りしましょうか。