という理論そのものがどこまで現実に即していて適切な理論なのか、有効な使い方はなにか、という話は一旦置いといて。
数年前に公式の監修のもとで検査して、INTJでした。
それから、本題。
16PersonalitiesのINTJ(建築家)の説明の冒頭に記載がある「極めてレアで、かつ非常に有能な性格タイプ」ってなんかキモくないですか?
とある人物が形成してきた性格と、その人物の(あらゆる観点における)能力は、そりゃあ相互影響し合っているだろうけども「この性格は有能です」なんてことはあるのだろうか。じゃあなんだ、無能な性格もあるっていうのか?
性格Aならば有能が成り立つからと言って、性格Bならば無能という性格Bが存在するかどうかは自明ではないが、どうにも気になる。
なんだ有能な性格って。
現代社会の一般的な評価軸に対して高い評価を得ているってこと?
存在割合が小さいらしいが、その少人数の中で、犯罪を犯していない人で、かつこういった診断を受ける環境にある人間は、優秀なタイプが多い(ように解釈される)ってだけかい?
己にとっての理想や正義、あるいは己の学習や研鑽のために既存のルールや周囲の人間を無視することができるのがINTJなら、極端な話、犯罪者になるか英雄になるかしかなくて、肯定的な側面だけ見たら「有能な性格です」ってことかい?
(自分で極端な話に持っていっている俺もキモい)
もちろん当然ながら、毎回「分かるわぁ」と頷く箇所もある。
矛盾に満ちているのが建築家です。--想像力豊かでありながら、決断力がある。野心的でありながら、人前に出たがらない。好奇心旺盛でありながら、集中力がある。はたから見ると、このような矛盾はまるで不可解かもしれませんが、建築家の内面の動きを理解すれば、すべて理にかなっていることが分かるでしょう。
これを矛盾と呼ぶのか分からないけど、自分の内面では合理的だとしても人からしたらどういうバランス感覚なんだよこいつ、と思われているかもしれない。
関連して思ったことがある。
建築家は人に自慢するために新しいことを学ぶのではありません。知識を増やすことが純粋に楽しいと感じるのです。
学習すること自体が楽しいという側面は、Strength Finderでいう「学習欲」と重なる。これがエゴグラムでいう「FreeChild/拡散性」に顕れている気がする。僕の場合。
今まで学んだことを活かしていくぞ!
ではなく
新しいことを身に着けたい!
が強いから、約8年間専門で学んできた化学を(研究室の同期が表現するには)あっさり捨てられたんだと思う。
捨ててないけどね。化学で得たもの(単なる知識ではなく、考え方や概念といった階層の方)を仕事でもなんでも活かせると思っているし、活かせているので。
だから別にもったいないとも怖いとも思っていない。
でも傍からみたら「あんなにガッツリ化学を勉強していたくせに、ビジネス職に行くのかよ」って感じだったんだろうな~
とくに、保全性の高い人達だったから。
法則性や理論で過去の発言を解釈し直すこと
って、人生の伏線回収みたいでおもろいよね。