大昔、旧約聖書を読んだ時に「なんか神様って万能じゃないし、我儘で好き勝手やってるだけじゃん」と思ってた。
本読んでわかった。そういう『勝手気儘にやること』が神の真髄というか、神らしい部分なんだな。
なるほどね。そりゃ依怙贔屓もするし気紛れに人を救ったり救わなかったりするわな。
本読んで興味深かったのは信仰の話!
"信仰によって神に救ってもらえる"という思想は「自由気ままにやる神」の行動を「人間からのアクションで神の行動を変更できる」という考えの表れであり、本来あった神の基本イメージから矛盾してるってのが面白かったな〜!
そう考えると、信仰上の神って人間たちの結束や政治のために利用されている存在で、実際のところ「神は存在しない」って感覚が本読んで強くなった。