家事都合で時々実家には帰るものの
正直なところ僕は実家の家族とあまりうまく行ってなかった。
子供が父に懐いてるので会いに行ったりはするけど
僕は帰っても正直気持ちがそこまで落ち着くことはない。
当たり障りのない会話も
僕にとっては少しのズレを感じてしまうことがたくさんあり、
こうして年を重ねた今でも
うまくやり過ごす方法は見つけたものの
どこか心が晴れることはなかなかない。
そうしたものを僕の家族は知ってるのかどうか知らないが
時々あまりよく思ってはないのではないだろうかと
思ってしまう。
僕はそのことをあまり良くは思わないけど
距離を取りたいと思っていることも実は悟られたくはない。
実のところ僕は知っている。
父も、離縁して遠くにいる母も
難しい年齢だった頃の僕に辛い思いをさせた分
色々しようとしてくれている。
助かる部分はもちろんあるけど、
時々僕にはそれすらもしんどく感じるときはある。
そしてそう感じる自分が時々ものすごく嫌だと感じるときがある。
こんな日は。
意味もなく夜更かしをしたり
こんな日は。
きりきり痛む胃を鎮めるためにヘッドホンで轟音につつまれたり
こんな日は。
実は誰かに話を聞いて欲しいと思ったりすることもある。
こんな日は。