あの頃はよかった
なんてきくと
まるで
今はよくないと
思わされてしまう
その部分は
否定できないところも
あるにはあるが
そうではない
憧れの人はいった
「自分の好きな世界は
あの頃のままで
今の世界って実はそんなに知らない
それは
今の世界がどうとかではなくて
あの頃の世界に
飽きていないだけなんだ」
ものすごく
理解できて
納得のいく言葉だった
そうなんだ
歳を重ねてきた僕らが言いたいことは
そういうことなんだと
決して
今の時代に対しての
不満として言っているわけでは
ないのだ
これを
簡単に言葉にしてしまっても
なかなか伝わらないのが
もどかしい
時々
時代についていけてない事に
恥じたり
悔いることはあっても
好きなことを捻じ曲げる必要なんか
どこにもないのだ
あの頃はよかった
のは
あの頃の世界が
大好きで
まだ飽きていないだけ
なんだ