子供の事情で毎月お世話になる人たちがいた。
毎月のことだから、いつしかそれが当たり前の日々となっていた。
今日、それが最後の日だった。
いつもと変わらない、いつも通りのこと。
忙しい時間帯をぬってくれてたわけなので大きなことをすることもできず、ただありがとうございました、と。
それこそいつもと変わらない挨拶かもしれん。
おそらく多分、僕は今後の人生で関わることはほぼないであろう人たち。
子供の人生は環境が変わるスピードが早いからなんとも思わないかも知れない。
お世話になった人からしても、たくさんの中の1人だ。
特に何も思わないだろう。
では、同じ時を見守ってきた自分は?
人があまり好きではないから、人とあまり繋がりを持てないでいる。
それでも何かの縁があった人は、自分の何かを共有してきた分、思うところもある。
本当なら、出来る限りの感謝の思いを伝えたいが、なんでもない普通のことだからそうすべきことではないということをわかっている。
子供には僕と同じような人間にはならないで欲しい。
本来伝えたい思いを抱え込んで、塞ぎ込んでしまうような人にならないで欲しい。
その思いは時に人を救うものかもしれないし、自分を救うものでもある。
言わなくてもいいことは世の中あるけど、いった方がいいことを言わずに抱え込んでしまうのは、自分自身が1番悲しいんだ。
だから、僕のようになっちゃいけない。
今日もまた、僕はそれを言えなかったことを激しく後悔しているよ。