誰かに悩みを打ち明けたり
相談することが苦手だ
それに対するリアクションが
僕を余計に悩ませる
僕が欲しいものは
悩みに対する助言ではない
否定は勿論だが
肯定も必要ない
僕が欲しいものは
ただ話を聞いて受け入れて欲しいだけ
そこに肯定は必要ない
だから僕は
一方通行の会話しかしなくなる
だから僕は
同じように悩みを持った人から相談を受けた時
助言はしない
僕と同じようなことなんて
思ってもいないかもしれない
自分の考えを肯定して欲しいのかもしれない
それでも
僕の歪んだ思想は
人のために働くものではないようで
それを押し付けようとは思わない
僕の歪みのせいで
尚更苦しんでしまうよりは
ずっと
話をすることは
時に発言に責任が生じることもある
でも
話をすることは
必ずしも何かを求めるためにあるわけじゃない
僕が話したいのは
そんな話
そんな話をもっとしたいのに
僕が求めていることが返ってこないズレに
いつしか
話したいことが
深く
暗く
形のはっきりしないものになってしまった
これが
僕がうまく喋ることができない原因だと思っている