もうすぐ長男が誕生日を迎える
毎日毎日
あと何日で誕生日だと
嬉しそうにしている
誕生日が嬉しいというよりは
プレゼントが嬉しいだけなのかもしれないが
彼の誕生日は
夏休みの開始とほぼ同じ時期にあるため
誕生日と
これから夏休みの
二重の嬉しさが
あるのではないだろうか
僕の誕生日も夏なのだが
8月の終わりの生まれのため
誕生日を迎えるということは
夏休みの終わりをつげる時でもある
だからなんだか嬉しいやら嬉しくないやら
誕生日に思うことは
複雑なものだった
とは言え
そんなものも
学生のうちだけなので
ある程度歳を重ねてしまうと
ただの通過点でしか無くなってしまう
素直に喜べるうちがきっと華なのかもしれない
通過点になってしまったとは言え
小さいながらもケーキの一つを
置いておいてくれるのは
家族の優しさで
少しだけ特別な気持ちを味わえる
誕生日というものを
迎えさせてくれてるのだなと
心が安らぐ
子供達もいつか
僕が抱いているように
通過点として迎える時がくるかもしれない
せめて
僕のように
祝ってくれる人たちが
そばにいてくれることが
父親としての願いだ
それまでは僕たちが
ハッピーバースデーを