2023 年の振り返りを書いていないが、2024 年の抱負を書きたくなった。過去は常に理想から乖離しているので、自分の理想の姿を将来へ投影した方が心地が良い。人間だもの。
技術
最近、Web 開発に対する停滞を感じている。自分の Web への関心が低下しているという意味での行き詰まり感と、 Web 業界全体に対する頭打ちの感覚。後者は当然、自分の関心の低下による認知の変化が大きいということは自覚している。一口に Web と言っても (特にバックエンド開発に限っても) ソフトウェアアーキテクチャやデータモデリング、高速化、プロトコルなど注目すべき問題や身に付けるべき技術は膨大で暇を持て余すことは無さそうなのだけれど、クリーンアーキテクチャを必死に理解しようとしたり、友達とデータモデリングについて語り合ったりしていた 2 年前に抱いた熱量は霧散してしまった。どうしてだろう。日常の忙しさにかこつけてインターンで comfort zone に居すぎたかもしれない。
タイガーブックを読み始めたのは 2023 年の 1 月だった。そこから 2 ヶ月ほど実装を続けてコンパイラ・フロントエンドまで辿り着いたが、それ以降編入の焦りから手をつけられなくなり現在まで放置されている。「コンパイラに興味あります!」と方々で表明しているわりには体系的な知識が無いしコードも書けていない。このままだと惨めなワナビーに成り下がってしまいそうで怖い。 2024 年中にタイガーブックを倒したい。買ったまま積ん読されている『プログラミング言語の基礎概念』も読もう。
卒研で開発している LSP サーバは、締切に追われながらも進捗が出ている。こんな駄文を垂れ流しているのも、今日の作業でエラー回復の実装ができて気分が良いからなのだけど。しかし現在の実装は実用に耐え得る LSP サーバからは程遠い。毎度のことながら、実際に手を動かしてみるとアイデアの構想段階では見えなかった難しさに直面するもので、今回は特に難関が多い。卒論を提出したらコードは OSS として公開するつもりだが、開発を続けるかは分からない。正直なところ、これを実用的なソフトウェアに昇華できる自信があまりない。
知りたいことも読みたい本も増え続けるため、有限な一年のリソースでは捌ききれない。何をやって何をやらないか選択し続けないといけないが、計画は崩れていくものだし、長期間マルチタスクを抱えるのは負荷が大きすぎる。そういう意味では卒研は良い取り組みだよね。少しばかり強制力があった方が成果が出ることもある。
生活
来年度から大学編入で環境が変わるため、生活がどうなるかはその時になってみないと分からないが、いくつか趣味ができたので継続できると良い。コーヒーを美味しく淹れられるようになりたいし、古着もたくさん買いたい。ギターも習得したい。また、2023 年から引き続き、どんな手段や媒体であっても日々を記録することからは逃げないようにしたい。
明日も…
一日のうちに書けるコードや読めるページ、対処できる問題は本当に微量だけれど、その事実に辟易せず受け入れて一歩ずつ進んでいくしかない。明日も卒研の実装を進めていこう。今はこれが一番楽しい。