理数系のギフテッドと呼ばれる方はよく取り上げられているが、文学や語学はあまり注目されていないような気がする、という呟きを見た。野口英世は語学の天才であったと聞いたことがある。多読である国の言語を極めたとか。
個人的には、文学・語学の指標(ex:IQ)がないのが注目されない原因だと思うが、数値でその能力を測れるわけがないのは確かだ。ただ、突出した才能をみつける方法は、あった方がいいのかもしれない。
私の文学の才はからっきしだ。作文を書いても面白くない、俳句はもはや川柳。季語がまったく活きない。
これはもともと知っていたことだったが、最近本を読んでも、作者が読み取って欲しいとおもっているような感情の機微を感じとれていないのではないか、とおもうようになった。不安が付き纏う中で作品を読んでも、楽しくはない。
ギフテッドは主にIQの高い人のことを指すと思うが、IQは高い人がいれば、同じだけ低い人がいる。作品を読み取る能力、生み出す能力が高い人がいるのならば、低い人も同数いるのではないだろうか。
これは、常に不特定多数に向けて配慮をしろ、という主張ではない。感受性が必要ない作品なんてつまらないにきまっている。
ただ、努力でどうにもならない人がいるのは知っておく必要がある。