治療は始まらないのに症状は進む。黄疸により皮膚、尿、便の色は変化しているし、皮膚のかゆみもある。今回ステロイドを含まないかゆみ止めクリームを処方された。一方、脇腹などの痛みも、かすかな違和感、じんわりとした痛みが少しずつ大きくなってきている気がする。そこで痛み止めも処方されたのだが、これが医療用麻薬らしい。え？ 早くね？ 正直、死そのものへの恐れはあまり感じないが（わが鈍感力は「眠ってるのと同じ」くらいに解釈）、最終段階の痛みに対する不安はある。それを和らげてくれる医療用麻薬は頼みの綱だ。強さのレベルなど種類があるのだろうが、まだあまりお世話になりたくない。いよいよ耐え難い状況になるまでは使いたくないと今は思っている。
定年後シニア嘱託の男性会社員。胆石持ちから胆のう癌に。仕事のストレスで時に暴飲暴食、それがたたり…と人のせいにしたくなるが、結局はうまく自己管理できなかった自己責任であることは十分に分かっている。