年末年始は妻の実家の福島に行くことが多く、私の父が亡くなってからは横浜にいる母を旅行に連れ出すこともあった。しかし今年は自宅で過ごす。自分の病気が発覚しながら治療が始まらない、中途半端で落ち着かない状態にあることも理由の一つだが、福島へは、義母が入院中のため行っても面会できないからだ。私の母もコロナ下の運動不足で足元がおぼつかなくなり、昨春、元気なうちに最後の墓参りをしたいという望みを聞いて長野へ連れて行った時の様子からも旅行はもう無理だ。いずれにしても義母の退院時期や母の米寿(6月)を念頭に必要な行動を起こせるよう体調を整えねばならない。大みそかは家族でアニメ映画「スパイファミリー」。原作の単行本1巻が出た段階で面白いと思い、こどもニュースで紹介した。その後、アニメ化、映画化され好評なのがうれしい。スパイ、殺し屋、超能力者の偽装家族という設定の妙と、戦争を憎む気持ちが通底しているところがポイントだ。