体温は平熱か微熱にとどまり、吐き気もなく、膵炎がわずかずつでも治ってきているのは確かなようだ。しかし最近になって入れたチューブが、“本丸”である膵臓に迫るものだけに、挿入時の痛みが残り、夜中に目覚めてしまう一因になっている。加えて下半身の水膨れによる腹の張った感じも強い。眠れない、何とかならないか、と医師に訴えると、皮下注射で常時流し込んでいる医療用麻薬を増やす方法があると言われ、そうなった。さらに痛いとき、増量する「レスキュー」も従来通り使えるという。かくして薬漬け状態は続き、運転免許証の更新は難しくなるだろう。