理学療法士が来るようになった。悪寒・高熱・呼吸困難・酸素吸入を3回も繰り返す直前に、主治医が「そろそろ歩行訓練しないと」と手配したからだ。訓練どころではないことは承知した上で、現状について説明を聞いたり私の歩き方を見たりしていた。そして、寝た切りだと体力が衰える一方なので、ベッドに腰掛けたり立ち上がったりする時間を少しでも増やすこと、ベッドの傾斜を上げたりするだけでも肺の体積が狭くなるのを防いで広げてくれることなどを教えてくれた。また、歩き方を見て「これはいい」。2年前にダイエットで毎日5キロ以上歩いて体重キロ以上も落とした話をしたので「それが生きてますよ」。あの頃ついた筋肉が残っているとは、驚きであり喜ばしいことだ。